「一撃or二撃必殺」格闘ゲーム『Two Strikes』ついに4月25日正式リリースへ。オンライン対戦対応、読み合い特化の真剣果たし合い
Entalto Publishingは4月1日、『Two Strikes』を4月25日に正式リリースすると発表した。本作は、最大でも2撃で決着がつく2D格闘ゲームだ。

パブリッシャーのEntalto Publishingは4月1日、Retro Reactorが手がける『Two Strikes』を4月25日に正式リリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示・日本語音声に対応している。また、発売日は未定だがPS5/PS4/Xbox/Nintendo Switchでのリリースも予定されているようで、本稿執筆時点では国内向けのPS Storeも公開されている。
『Two Strikes』はその名の通り、最大でも2撃で決着がつく2D格闘ゲームである。舞台は、戦国時代の日本。プレイヤーは、死してなお復讐の念に駆られる戦士たちの一人となり、さらなる殺戮のために地上に復活する権利を賭けた死のゲームに挑むことになる。
格闘ゲームとしての仕組みはいたってシンプルだ。歩行移動、ダッシュ、防御、一撃で相手を殺せるが隙も大きい「強攻撃」、二撃必要となるが隙が小さい「弱攻撃」。操作としてはこれだけであり、体力ゲージも、必殺技ゲージも存在しない。防御には一連のモーションがあり、ずっと維持することはできないため、ガードというよりはタイミングを合わせるパリィのイメージである。また、ダッシュで攻撃をキャンセルすることが可能。相手のガードが解ける瞬間を狙いすまして一撃を狙ったり、カウンターが来ると読みを入れてダッシュでキャンセルして攻撃後の隙を突いたり……といった読み合いによる駆け引きを楽しめるだろう。
ゲームモードは地上への復活を目指してストーリーを進めるSINGLE PLAYER、オンライン・オフラインでの対戦を楽しめるVERSUSの2つ。キャラクターは製品版では8人いるとのことだ。オーソドックスな剣士タイプのKENJI、リーチに優れた槍使いのHOZOIN、トリッキーな動きで翻弄するGOEMONなど、いずれも個性が溢れるキャラクター揃い。ストアページの記載には8人の名前と並んで「???」という表記も見られるため、シークレットキャラクターも存在するかもしれない。


本作は2021年5月末から早期アクセス版を配信しており、キャラクターの追加やバランス調整、対CPU戦のAI改良など、長い時間をかけて磨き抜かれてきた作品だ。満を持しての製品版リリースというわけだ。
そんな本作のSteamユーザーレビューは本稿執筆時点で152件、そのうち91%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。レビューには、相手の行動の「読み合い」にフォーカスした駆け引きが楽しいと評する声が多い。また、絵巻物のようなグラフィックも高く評価されているようだ。
本作を手がけたRetro Reactorは、ブラジル出身スペイン在住の個人デベロッパーDanilo Barbosa氏により設立された。過去にはドット絵で描かれた一撃必殺格闘ゲーム『One Strike』をリリースしており、そちらも好評を博している。『Two Strikes』では戦いが「最大2撃」となったことでより濃厚な駆け引きが可能となり、アーティストのGerson Oshiro氏の協力を得たことでグラフィック面もより強化されたものとなっている。純粋に進歩を遂げた新作というわけだ。

『Two Strikes』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。現在セール中で、定価の20%オフの税込1200円で購入可能だ。ゲーム内は日本語表示・日本語音声に対応している。
【UPDATE 2025/4/1 20:26】
対応プラットフォームについて追記