博物館経営シム『ツーポイントミュージアム』発表。人食い花から原始のパソコンまでなんでもありのトンデモ博物館づくり、展示物でバズり寄付金集め


セガは8月14日、Two Point Studiosが手がける博物館経営ゲーム『ツーポイントミュージアム』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S。ゲーム内は日本語表示に対応する。

『ツーポイントミュージアム』は博物館経営シミュレーションだ。プレイヤーは新米の学芸員となり、自分だけの博物館を自由にデザイン、来館者を集めて博物館をどんどん拡大していくことになる。博物館の展示物は発掘調査員を派遣することで新たなものを発見することが可能。恐竜の化石からはじまり、人食い花や原始時代のコンピューター、氷付けの生きた原始人まで、個性豊かな展示物が用意されているという。来館者を増やして博物館をバズらせ、たくさんの寄付金を集めて来館者たちの知識欲と娯楽欲を満たしていくのだ。

学芸員の仕事においては、展示物を揃えるだけでなくその管理も同じくらい大事であるという。プレイヤーはミュージアムのスタッフを管理、展示品と施設を最高のコンディションに常に保っておく必要がある。来館者には一般客に成りすました泥棒や、展示品に触ろうとしてちょっかいを出す子供など、展示物を狙う者たちも。大事な展示物を守るため、十分なセキュリティを準備しておく必要もあるようだ。

また、博物館においては館内のガイドツアーを自由にアレンジすることもできる。ガイドツアーは、来館者の満足度を向上させるのにうってつけの手段だ。最も話題性の高い展示物を目立たせることで、博物館をバズらせることもできるという。品質が最高で、解説が豪華で、美しい装飾が施された展示物には、寄付金も大量に集まるという。


また博物館を訪れる来館者が求めるものは千差万別。恐竜マニアや植物マニアから、幽霊マニアまで、来館者の興味を満たすためには、その嗜好に沿った展示物を用意しなくてはいけない。その他にも施設を清潔に保ったり、飲食物を用意したり、そしてグッズでいっぱいのお土産コーナーを用意したりなどすることもできる。そうして来館者の満足度を高めていくのだ。手入れの行き届いた展示品を設置し、来館客を飽きさせず、滞在時間を延ばすことで、ミュージアムの評価をどんどんと高めていくことになる。

本作の開発を手がけるのはイギリスに拠点を置くTwo Point Studios。過去には病院経営シム『Two Point Hospital』や大学経営シム『Two Point Campus』を手がけており、いずれもSteam上では高い評価を獲得している。同スタジオは2019年5月にセガゲームスの欧州子会社であるSega Europeとパートナーシップを締結。Sega Europeの傘下に入ったスタジオとなる(4Gamer)。セガの欧州地域における新たなIPおよびフランチャイズの展開として、Two Point Studiosによるシミュレーションシリーズの新作が今回打ち出されるかたちとなる。

『ツーポイントミュージアム』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|Sにて発売予定。