テレビ朝日による実写恋愛ゲーム『敏感!恋のアンテナ ビンビン別嬪荘』発表。中華圏への“逆輸入”も視野に入れる野心作
テレビ朝日は9月26日、『敏感!恋のアンテナ ビンビン別嬪荘』を発表。本作は実写で繰り広げられる、恋愛シミュレーションゲームだ。

テレビ朝日は9月26日、『敏感!恋のアンテナ ビンビン別嬪荘』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、今冬(2025年度内)リリース予定。発表にあわせて、SteamのストアページやPVなどが公開されている。
『敏感!恋のアンテナ ビンビン別嬪荘』は、シェアハウスで5人のヒロインたちと共同生活を過ごす、FMV(フルモーションビデオ)の実写恋愛シミュレーションゲームである。本作の主人公は、上京し、大学生活への期待に胸を膨らませていた。しかし、主人公は思わぬトラブルから、新生活の住まいを失ってしまう。新たに住むこととなったシェアハウスでは、個性豊かな5人のヒロインとの共同生活が待っていた。ヒロインとしては、やきもち焼きな幼馴染の菜緒、アイドルを目指す努力家の凪、バイト先の頼れる先輩であるアノン、国民的アイドルにして親友の妹である流花、ミステリアスなお姉さん美玲の5名が登場。ラブコメ映画の主人公になったような恋愛体験が、一人称視点の実写映像で繰り広げられる。


5人のヒロインとの共同生活は、フルモーションビデオによる実写恋愛シミュレーションゲームとして展開される。本作ではヒロインたちとシェアハウスで暮らす、春夏秋冬の1年間が待っている。夏休みの水着選び、ハロウィンパーティー、クリスマスなど、1年を通してさまざまなイベントが発生。プレイヤーはそうした日々の中で、選択によって彼女たちとの関係を深めていく。本作では選択肢により好感度や物語が分岐、全ヒロインにマルチエンドが用意されており、スチルや特典映像といったコレクション要素も用意されているそうだ。
また本作は、一人称視点の実写映像で物語が進行する。ヒロインたちは、菜緒役をアイドルグループ「きゅ~くる」のセンターとして活躍する花城奈央さんが担当。そのほか凪役はseju所属の渚のんさん、アノン役を日中ハーフタレントのあのんさん、流花役を元SKE48所属のタレント北野瑠華さん、美玲役を63ANGEL所属ダンサーの神山みれいさんが務める。彼女たちとの日々が実写映像の高い没入感で表現されるそうだ。

本作は、テレビ朝日および株式会社Aimingの共同開発タイトルとなっている。プレスリリースによると、Aimingのゲーム運営ノウハウと、テレビ朝日の映像制作力および発信力で、国内外で新たなゲームファンの獲得を目指すそうだ。中国産の実写恋愛ゲームのヒットをきっかけとしてか、直近では実写映像によるゲーム作品が多数登場している。また、2022年にTBSテレビが「TBS GAMES」を始動させ、2026年発売予定の『AKIBA LOST』の制作に日本テレビが関わるなど、ゲーム産業とテレビ業界の関わりが深くなっている。今回はそんな中、テレビ朝日による実写恋愛ゲームが登場となったわけだ。なおプレスリリースによると、『敏感!恋のアンテナ ビンビン別嬪荘』は特典映像などのDLC展開も視野に入れ、日本だけでなく中華圏への発信も計画しているという。
『敏感!恋のアンテナ ビンビン別嬪荘』はPC(Steam)向けに、今冬リリース予定だ。