怪異調査ADV『月夜にかれん』発表、2026年リリースへ。美少女幽霊と立ち向かう、現代解釈の「学校の七不思議」
ゲーム制作サークルのおんねんちゃんねるは8月27日、『月夜にかれん』を発表した。PC(Steam)向けに2026年リリース予定。

ゲーム制作サークルのおんねんちゃんねるは8月27日、『月夜にかれん』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2026年リリース予定。今回は制作発表となっている。
『月夜にかれん』は、高校生の少年と美少女幽霊が怪異事件に挑む、怪奇アクション・ビジュアルノベルゲームである。本作の舞台は、死んだ人間の魂が幽霊となって都市伝説などを取り込んだ存在が、怪異と呼ばれている世界だ。
主人公の神崎津清(かんざきつきよ)は、ある日興味本位で学校の怪談を調べていた。「スマホの皿子さん」なる怪談によると、午後4時44分44秒に学校の裏庭でスマホに呼びかけると、画面の中から長い黒髪の女が現れるのだという。彼が実際に「スマホの皿子さん」を検証してみると、なんと無邪気な美少女幽霊の湯木村華恋(ゆきむらかれん)が出現。神崎津清と幽霊の湯木村華恋は、成り行きから怪異を調査する秘密組織「陰陽座」に所属し、いくつもの怪異事件に立ち向かうことになる。怪異を見極め幽霊たちの過去を解き明かす、現代解釈の「学校の七不思議」を軸にした怪異との対峙が繰り広げられる。


主人公の神崎津清と幽霊の湯木村華恋の怪異調査は、ビジュアルノベルとして展開される。スクリーンショットなどを見る限り、立ち絵やCGによる演習を交えながら、テキストを中心に物語が展開されていくのだろう。要素としては、本作における怪異は、「死んだ人間の魂が幽霊となり、様々な都市伝説や怪談、噂話の概念を取り込んだもの」と定義されている。聞いたことのある都市伝説などが、少しだけ形を変えて登場。作中に登場する怪異はいずれも強力な存在であり、主人公たちは戦いによって絶望的な状況をひっくり返し、怪異たちのもつトラウマを解放していくそうだ。

本作は、恐怖院怨念氏によるゲーム制作サークル・おんねんちゃんねるが手がけている。サークルの過去作としては、『箍の外れたビスクドール』および『超探偵シャーロックちゃん ~掟破りのミスディレクション~』をリリース。両作は共にノベルゲームとなっており、恐怖院怨念氏は企画・原作などを担当していた。本作『月夜にかれん』では、シナリオをライトノベル作家のメアリー=ドゥ氏が担当。キャラクターデザインはイラストレーターの春夏氏、ゲストクリエイターとして漫画家の鈴羅木かりん氏が参加しているそうだ。
『月夜にかれん』はPC(Steam)向けに、2026年リリース予定だ。