理不尽都市アクション『トライブナイン』Steam/スマホでついに配信開始。「命がけマウント合戦」なども勃発する世界で、新たなデスゲームに挑む

アカツキゲームスは2月20日、『TRIBE NINE（トライブナイン）』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC（Steam）/iOS/Androidで、基本プレイ料金は無料。正式リリースにあわせて、新しいPVも公開されている。

『トライブナイン』ゲーム版は、デスゲームで支配された世界から自由と夢を取り戻そうと少年少女が戦う、理不尽都市アクションゲームである。本作の舞台となるネオトーキョーでは20XX年、若者たちが暴力による抗争を、野球に似た決闘手法「エクストリームベースボール」で代替していた。

しかしある時、謎の仮面の男ゼロがネオトーキョーを掌握。ゼロの元、すべてがエクストリームゲームで統治されるようになると、死を厭わない残酷なルールが人々を凄惨な状況へ追い詰めていった。ゼロの支配に対して、若者たちはレジスタンス組織を結成。彼らは自分たちの愛するエクストリームベースボールの技やギアを武器に、仲間と共に戦いへ身を投じる。失った自由と夢を取り戻すため、少年少女が死と隣り合わせの過酷なバトルを繰り広げていく。

ネオトーキョーでの戦いは、3人編成でのアクションバトルとして展開される。各キャラクターには、それぞれ個性を反映したアクションが用意されている。プレイヤーは好きなキャラクターを操作し、戦況に応じて行動する仲間と共にバトルを展開。敵の体勢を大きく崩せるカウンターや、体勢を崩すと発動できるチェインスキル、テンションの上昇で発動するカード効果などを駆使して、勝利を目指すのだ。なおリリース版では、体験版やテスト版から、バトルなど多数の改善や調整がおこなわれている。

また本作では、ドット絵で描かれたネオトーキョーのシティを冒険する探索パートや、いわゆるガチャ要素が存在。もう一つのバトル「エクストリームベースボール」では、魂に刺さる言葉をぶつけあいながら戦う様子が、3Dのカットシーンで表現されている。なお『トライブナイン』は、アカツキゲームスおよびトゥーキョーゲームスによるメディアミックス作品。『ダンガンロンパ』シリーズを手がけた小高和剛氏が原案などを手がけている点も特徴だろう。

正式リリースを迎えた本作では、「マウンティング力」で住人同士がランクを競い合うデスゲームで支配された「ミナトシティ」が登場している。主人公の黒中曜たちは、メインストーリー2章でミナトシティを訪れ、新たな強敵ナンバーズ9と対峙。住民たちが命がけでマウントを取り合うシティで、新たなデスゲームに挑むそうだ。

リリースにあわせて、バトルパス「支援契約 トランスメルト編」が開催されており、限定コスチュームや限定星3テンションカードなどが獲得可能されている。また「Ver1.0 アップデートノート」では、操作キャラクターへのストーリー進行状況にあわせた演出追加や、ストーリーにおける一部演出やサウンドのブラッシュアップ、公開されていたアクションの調整など、多数の調整・改善内容も紹介されている。なおストーリー早送り機能については、「将来的にクライマックスの攻略において大きな支障をきたす可能性がある」ため、開発チームでの協議の結果、リリース版では機能が削除となったそうだ。同機能については、プレイヤーの反応や傾向を見て引き続き最良の方法を検討していくという。

『トライブナイン』は、PC（Steam）/iOS/Android向けに配信中だ。