スクエニSRPG『トライアングルストラテジー』がまさかのVR化、Meta Quest向けに11月1日発売へ。VRで「HD-2D」を堪能しつつ、ボドゲ風に遊べる


スクウェア・エニックスは9月26日、『トライアングルストラテジー』Meta Quest版を発表し、10月31日に発売すると告知した。Quest Pro/Quest 2/Quest 3のほか、本日発表されたQuest 3Sにも対応予定(関連記事)。日本時間では11月1日午前2時に発売予定で、価格は税込3990円となる見込みだ。

『トライアングルストラテジー』は、2022年3月にNintendo Switch向けに発売されたタクティクスRPGだ。舞台となるのは三国による戦乱の広がる大陸「ノゼリア」。ある出来事をきっかけに三国の均衡が大きく崩れ始めたこの地で、さまざまな人物の視点から群像劇として物語が描かれていく。


ゲームプレイはシミュレーションRPGとして展開。高低差やユニットの向きなども戦略に関わるシステムが採用されている。またゲーム中のさまざまな選択・行動が「BENEFIT」「MORAL」「FREEDOM」の3つの価値観に基づいた「信念」に蓄積され、ストーリーの分岐や仲間ユニットの加入に影響を与えるシステムも特徴だ。

本作オリジナル版の開発を手がけたのはアートディンク、および浅野智也氏が率いるスクウェア・エニックスの第二開発事業本部ディビジョン6、通称「浅野チーム」だ。浅野チームといえば、ドット絵に奥行きのある3Dグラフィックを融合させた「HD-2D」グラフィックの作品を手がけてきたチーム。『トライアングルストラテジー』オリジナル版でも、見下ろし型視点にてHD-2Dで描かれる懐かしくも幻想的なグラフィックが持ち味となっていた。

今回、本作のMeta Quest版が発表され、日本時間11月1日午前2時に発売されることが告知された。VRゲーム化にあたっては、視点を360度見まわせるようになるという。トレイラーを見るに、ボードゲームのようにユニットを手に取って配置していくシステムになる模様。より直感的に、ユニットの位置関係を把握しながら戦略を練ったり操作したりすることができるのだろう。またQuest 3およびQuest 3Sではパススルー機能に対応。現実の周囲の光景の中にゲーム内の“盤面”が溶け込むような演出になるとみられ、さらにボードゲームのような遊び心地となりそうだ。


まさかのVR化を果たす『トライアングルストラテジー』。シミュレーションRPGゲームのVR化という意外な取り合わせであり、プレイ感にどのような変化が加わるのかも注目されそうだ。また持ち味であるHD-2DグラフィックをVR視点で見られることも注目ポイントといえるだろう。

『トライアングルストラテジー』Meta Quest版は、Quest Pro/Quest 2/Quest 3/Quest 3S向けに日本時間11月1日午前2時に発売予定。

【UPDATE 2024/9/26 11:59】
国内向け発表に基づき、日本時間での発売日時と価格を追記