全部「手」で動かす物理演算サバイバルクラフト『Trainfort』発表。最大4人でガンガン資源集め&もの作り、“拠点丸ごと”運んで豪快引っ越し
tinyBuildは日本時間5月28日、『Trainfort』を発表した。蒸気機関で拠点ごと移動しながらポストアポカリプスな世界を生き抜くサバイバルクラフトゲームである。

パブリッシャーのtinyBuildは日本時間5月28日、UDevLemonが手がけるサバイバルクラフトゲーム『Trainfort』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応する見込み。
『Trainfort』は蒸気機関で拠点ごと移動しながらポストアポカリプスな世界を生き抜くサバイバルクラフトゲームである。ゾンビのようなモンスターがはびこる中、プレイヤーは生き残りのドワーフとしてオープンワールドな世界で生活することになる。昼には資源採集や建築、夜には生き残りを賭けた防衛をおこない、周辺の資源が枯渇したら新たな土地へ向けて拠点ごと移動していく。ゾンビ・アポカリプスにスチームパンク風の技術が組み合わさった没入感あるサバイバルを味わえるだろう。ソロプレイのほか、最大4人プレイにも対応する。

ゲーム中のアイテムや構造物は物理演算ベースで表現されており、あらゆるものをキャラの手で掴んで使用する点が特徴。アイテムを移動させる際にも掴む動作で持ち運び、機械を使うときもレバーを掴んで手で引き下げて作動させるなど、用意されたアニメーションではなく手の動きにあわせて挙動する様子。もちろんゾンビと戦う際の武器も、掴んで振るう、あるいは撃つといった具合だ。
また自動生成されるオープンワールドの広大なマップにはさまざまなバイオームがあるようだ。食料や水、クラフト用の資源を調達して生活し、周辺にめぼしいものがなくなったら拠点ごと蒸気機関で引っ越しだ。建物は1クリックで持ち運べるキューブ状に変形させることができる。移動の際にはキューブにして積み込み、引っ越し先で展開する仕組みになっているわけだ。
ゲーム中には昼夜のサイクルがあり、夜になるとモンスターが出現する。本作のモンスターは植物のようなものから生まれ落ちるようだ。このほかバイオームの一つとして「感染森(infested forests)」というものが紹介されており、有毒ガスや凶悪なモンスターで溢れている極めて危険な土地とされている。ただし、特別な構造物や技術を手に入れるチャンスもあるとのことなので、準備を整えて挑むだけの価値もあるのだろう。


現在本作はアルファプレイテストの段階で、Steamのストアページから「アクセスをリクエスト」することで参加することが可能だ。蒸気機関の移動拠点でのサバイバルをいち早く体験したい場合は、実際に触ってみるのも良いかもしれない。また、古い開発段階のバージョンもitch.ioにて公開中だ。
本作を手がけるUDevLemonは、5人のチームメンバーを擁するインディーゲームデベロッパーだ。本作の開発を開始した当初は、個人での開発をおこなっていたという。過去には『Dwarf’s Trainfort』という本作によく似た作品を発表していたが、本稿執筆時点でSteamストアページは存在していない(関連記事)。今回『Trainfort』に改題してあらためて発表されたものと思われる。
『Trainfort』はPC(Steam)向けに開発中。リリース時期は未定。現在Steamストアページより、アルファプレイテストに参加することができる。