インディーゲームデベロッパーのBone Nailは10月30日、『見習い死神シミュレーター』を11月13日にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語字幕に対応。通常価格は800円となっている。またリリース時には10%オフのセールも予定されている。
『見習い死神シミュレーター』は、死神となり魂収穫のノルマ達成を目指しながら2択を選び続ける、死神シミュレーションゲームである。本作の世界では数百年前、死神の塔から「夜の主」が姿を消し、死神たちは夢境と現世のバランスが保てなくなってしまった。そこである1人の大死神が、予言に従ってたくさんの死神たちと消耗品として迎え入れ、状況を好転させたのだという。本作でプレイヤーは、見習い死神の1人となって、魂の収穫をおこなう。ランダムに発生するイベントと結果によって、死神や死にまつわる出来事が描かれている。
見習い死神の主人公は、4つのパラメーターに気を配りながら、借金返済のため魂を収穫していく。本作では見習い死神の主人公の前に、さまざまなランダムイベントがやってくる。各イベントでは、2択の選択肢からどちらかを選ぶと進行する。たとえば、一国の王が戦争の継続を条件に生かしてくれと頼んでくるイベントでは、王の魂を刈り取るか、取引を受け入れるかを選択。イベントによっては、その後のイベントに関わるものや、奇妙なアイテムが手に入るケースなども存在する。2択の繰り返しによって、目的の達成やエンディングを目指すのだ。
システム面では、見習い死神には死神信仰/戦力/精力といった4つのパラメーターが存在している。各パラメーターは選択によって増減し、いずれかのパラメーターが大きく/小さくなりすぎて振り切れるとゲームオーバーになってしまう。そのため、バランスを取りながら魂を集めることとなる。要素としては、複数のエンディングや、水着を含めた10着以上の衣装が存在。主人公の死神を含めて、キャラクターたちが可愛らしく描かれている点も特徴だろう。
本作は、インディーゲームデベロッパーのBone Nailが手がけている。過去作としては、『苍白花树繁茂之时Blood Flowers』および『Yog-Sothoth’s Yard』をリリース。『Yog-Sothoth’s Yard』では日本語には対応していないものの、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー6677件中93%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。クトゥルフ要素を可愛らしいグラフィックで彩ったシミュレーションゲームとして、プレイヤーから評価されてきた。
本作『見習い死神シミュレーター』では、Steamにて日本語字幕に対応した体験版が公開中。製品版では、より多くのイベントやNPC、エンディングなどが用意されているそうだ。
『見習い死神シミュレーター』はPC(Steam)向けに、通常価格800円で11月13日リリース予定だ。またリリースからの1週間は10%オフのセールが実施予定。『Yog-Sothoth’s Yard』とのバンドルでは、さらに10%オフになるという。