マルチ対応乗り物づくりゲーム『トレイルメーカーズ』無料大型アプデで“サバイバルクラフト風”新モード登場。広大惑星を冒険して素材を集め、悪のロボット軍団と乗り物バトル

Flashbulbは3月6日、『Trailmakers(トレイルメーカーズ)』に向けてバージョン2.0となる無料大型アップデートを配信した。アップデートでは新たなキャンペーンモード「Pioneers」が導入されたほか、新ブロックの追加やUIの改良などがおこなわれている。

デベロッパーのFlashbulbは3月6日、『Trailmakers(トレイルメーカーズ)』に向けてバージョン2.0となる無料大型アップデートを配信した。アップデートでは新たなキャンペーンモード「Pioneers」が導入されたほか、新ブロックの追加やUIの改良などがおこなわれている。

『Trailmakers』は乗り物づくりサンドボックスゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox Oneで、ゲーム内は日本語表示に対応。また最大8人でのマルチプレイに対応している。本作ではプレイヤーはブロック状のパーツを組み合わせ、いろいろな乗り物を作っていくことになる。

本作には陸・海・空・宇宙と異なる環境が存在。プレイヤーはそれぞれの環境に合わせ、荷物を運んだり戦闘をしたりと、用途にあった乗り物を設計していくことになる。また本作には物理演算が採用されており、ブロックの形によって空気抵抗や浮力などが変化する。さらにブロックは稼働させて変形させることもでき、発想次第で水陸両用車や人型ロボットなど、さまざまな乗り物を作ることが可能。ゲームを進めてブロックをアンロックしていきながら、自由に乗り物を作って動かして楽しむのだ。

本作は2019年9月にリリースされた作品だ。Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で、約2万2000件中93%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。乗り物を組み上げ、広大なワールドを探索するゲームプレイが好評を得ている。また乗り物をビルドする際は既存の設計図を流用できるなど、とっつきやすさを評価する声も複数見られる。

そんな『Trailmakers』に向けて3月6日、バージョン2.0となる無料大型アップデートが配信開始された。同アプデでは、まず新たなキャンペーンモード「Pioneers」が追加されている。同モードは複数のバイオームからなる広大な惑星グレゴリーを探検する、サバイバルクラフト風のゲームモードだ。素材の収集やブロックのクラフト、ボス戦といった要素が用意されており、プレイヤーはミッションをこなしながらBOTNAKと呼ばれる悪のロボット軍団と戦いを繰り広げることになる。そんな同モード向けには、新たに燃料の概念が導入。定期的に町で補給するか燃料タンクを見つけないと、車両がガス欠を起こしてしまうようになっている。

またバージョン2.0では、新たなブロックが25種類実装。ショットガンやグレネードランチャーといった武器や、採掘用のパーツ、新フレームなどが追加されている。またゲームシステム面の改良として、タイヤでの走行にあたっては地面の状態が考慮されるように。砂や泥の上ではトラクションが減り、スピードが落ちるようになったという。そのほか車両ビルダーのUI変更やグラフィックの刷新など、多くの変更が施されている。アップデートの詳細については公式パッチノート(英語)を参照してほしい。

同アプデを受けて本作のプレイヤー数も大きく伸びており、同時接続プレイヤー数はこれまでのピークを更新する4322人を記録している(SteamDB)。開発元によると本アプデには約2年の開発期間を費やしたとのことで、待望のアプデにファンも賑わいを見せているかたちだろう。開発元は今後のロードマップも公開しており、春から夏にかけてPioneersモードの改良や対戦モード向けのアップデートなどが予定されている様子。リリースから5年以上経ってなお勢いを見せている、本作の今後も注目されるところだ。

『Trailmakers(トレイルメーカーズ)』はPC(Steam/Microsoft Store)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに配信中。ゲーム内は日本語表示に対応しており、またXbox/PC Game Pass向けにも提供されている。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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