東方Project二次創作ドット絵アクション『東風谷早苗の神風とともに』7月11日配信へ。すいこんだ敵の能力を奪って戦う冒険と、“ぐるぅめいれえす”もあり

ゲーム制作サークル反歩堂は6月26日、『東風谷早苗の神風とともに』を7月11日にリリースすると告知した。妖怪から奪った力でステージを攻略していく、東方Projectの二次創作2Dアクションゲームである。

ゲーム制作サークル反歩堂(それほどう)は6月26日、『東風谷早苗の神風とともに』を7月11日にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発表にあわせて、新しいPVも公開されている。

『東風谷早苗の神風とともに』は、東風谷早苗が妖怪から奪った力でステージを攻略していく、東方Projectの二次創作2Dアクションゲームである。本作の幻想郷では、ある日守矢神社の主神・神奈子が何者かの襲撃を受ける。さらに神社のシンボルである御柱まで盗まれてしまう。主人公の東風谷早苗は、守矢神社に平和を取り戻すため、妖怪の山のさらに上を目指して出発。霧雨魔理沙や商売敵の命蓮寺、天人などと戦いを繰り広げていく。

本作の東風谷早苗は、編み出した新たな奥義「スペルスポイラー」によって、妖怪から奪い取った力を自分自身のスペルとして扱える。具体的には、道中で現れる妖怪たちをすいこむと、新たなスペルを獲得。たとえばチルノをすいこむと氷符「ブルーブリザード」によって氷のアクション、小傘をすいこむと傘符「ヴァイオレットヴォルテックス」によって傘のアクションが使用可能となる。さまざまな妖怪たちの力を活用して、ステージを進んでいくわけだ。

動画を見る限り、ボスやステージによっては御柱などを飛ばして戦う空中戦も展開。ゲームを進めていくとプレイ可能になるレースゲーム「天狗流名競走(てんぐ るぅめい れえす)」では、魔理沙との競争も待ち受けている。ステージごとにさまざまなアクションやミニゲームも交えながら、早苗の戦いが描かれるのだろう。また本作では、ストーリーがフルボイスで展開。東風谷早苗役を白砂沙帆さん、霧雨魔理沙役を金澤まいさんが務めるなど、プロの声優陣が幻想郷の少女たちの声を担当している。

本作は、ランナイ氏によるゲーム制作サークル反歩堂が手がけている。同サークルからは、2013年12月末のコミックマーケット85にて、本作と同名の『東風谷早苗の神風とともに』が頒布されていた。会場頒布分は完売。後日委託販売が予定されていたものの、諸般の事情によって委託はおこなわれず、私生活優先で約10年の時間が経過していったのだという。

本作『東風谷早苗の神風とともに』は、そんな過去作のリメイク版になる。当時のグラフィックを活かしつつ、早苗のアクションはパワーアップ。ストーリーのフルボイス対応など、遊びも演出も進化した1本になっている。SFC風のドット絵はそのまま、懐かしくも新鮮なゲームプレイが繰り広げられるのだろう。

『東風谷早苗の神風とともに』は、PC(Steam)向けに7月11日配信予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

記事本文: 2871