都市伝説ADV『都市伝説解体センター』アプデで「便利要素+快適さ向上要素」もりっと実装。あざみの移動速度、2周目用のチャプター選択とスキップなど盛り沢山
Ver.1.3.0ではチャプターセレクトやテキスト表示速度の変更、テキストのオート表示や会話スキップ機能が登場し、より遊びやすくなっている。

集英社ゲームズおよび制作チーム墓場文庫は6月19日、『都市伝説解体センター』Steam版にてアップデートを配信した。Ver.1.3.0ではチャプターセレクトやテキスト表示速度の変更、テキストのオート表示や会話スキップ機能が登場し、より遊びやすくなっている。なお同アップデートは、PS5/Nintendo Switch向けにも後日配信予定となっている。
『都市伝説解体センター』は、怪異・呪物・異界など都市伝説絡みの依頼を解決していく、都市伝説をテーマとしたミステリーADVである。本作の世界には、「都市伝説解体センター」なる巷やSNSにあふれる都市伝説について、調査・収集をおこなう民営の専門機関が存在していた。センター長・廻屋渉は、千里眼をもつという日本屈指の能力者とされる。同センターでは、現地やネット調査に加えて、千里眼による調査もおこない、都市伝説の調査と収集がおこなわれているのだという。
主人公の福来あざみは、メガネを通して人間の念や場所の記憶が見えるという能力者だ。本作で彼女は都市伝説解体センターの新人バイトとして現地調査を担当する。本作は基本的にはポイント&クリック型のアドベンチャーゲームとなっている。プレイヤーは福来あざみを操作して、事件現場や関連する施設、SNSなどを調査。聞き込みや推理によって情報を集めて、都市伝説の真相などに迫っていくのだ。調査や事件の顛末は、リッチなドット絵のグラフィックによって表現されている点も特徴だろう。本作は4人制作チーム墓場文庫が制作し、2025年2月にリリースされた。記事執筆時点では、Steamのユーザーレビュー3791件中88%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。SNS上でも大きな注目を集めるなど、キャラクターや展開から高く評価されてきた。


今回配信されたVer 1.3.0アップデートでは、快適に遊べる新機能がいくつか追加されている。大きなところとしては、クリア後向けの機能としてチャプターセレクトと会話スキップ機能が追加された。チャプターセレクトについては、オプション内のシステムタブへ追加。チャプターセレクトでは各話がいくつかの場面に分けられており、好きなシーンから選んでストーリーを再び読めるようだ。
本作では、オートセーブ機能のみが用意されている。そのため、これまでは気になった箇所をもう一度プレイしたい場合などには、最初から遊び直す必要があった。今回はチャプターセレクト機能の追加とスキップ機能の追加によって、好きなシーンを読み直しやすくなったわけだ。なお墓場文庫公式X(旧Twitter)アカウントによると、本作ではクリアしたかどうかを判定するフラグを持っていなかったとのこと。2週目向けの機能は、アップデート後にもう一度クリアするか、オプション内のシステムへ追加された「クリア済み設定」を利用すると、使用可能になる。


またアップデート内容としては、キャラクターの移動速度変更が追加。オプションの一般タブから移動速度を走るへ切り替えると、あざみが素早く移動するようになる。テキストの表示速度変更機能や、テキストのオート表示機能、発見した都市伝説・データベースの2週目への引き継ぎ機能も追加されている。2週目向けの機能も含めて、Ver 1.3.0アップデートでは本作が快適に遊びやすく進化したわけだ。
『都市伝説解体センター』は、PS5/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに通常価格税込1980円で配信中。Ver 1.3.0アップデートは、Steam向けに配信中。PS5/Nintendo Switch版については後日配信予定となっている。