『首都高バトル』大型アプデで「水温・油温管理が必要になる」追加ルール実装。ハードコア走り屋向けやりこみモード
元気は7月10日、『首都高バトル』に向けてアップデートVer.0.13.0を配信した。新たに水温・油温を管理しながら走行する追加ルールなどが実装されている。

元気は7月10日、『首都高バトル』に向けてアップデートVer.0.13.0を配信した。本アップデートでは実績が追加されたほか、新たに水温・油温を管理しながら走行する追加ルールが実装されている。
本作は、『首都高バトル』シリーズの最新作だ。舞台となるのは封鎖された未来の東京。プレイヤーは夜の首都環状でカスタムした愛車を走らせ、公道やパーキングエリア(PA)などで出会うライバルと最速の座を争うこととなる。
本作に向けて今回配信されたアップデートではまず、実績が追加。10個の秘密の実績を含む、計31個の実績が導入されている。そして新要素として、水温・油温を管理しながら走行する追加ルールが実装された。
追加ルールはガレージメニューにて有効化・無効化を切り替え可能。追加ルールを有効にすると、エンジンの負荷に応じて、水温と油温が上昇するようになる。そしてどちらかが一定の温度まで達すると、故障を防ぐ目的でエンジンがセーフモード状態へと移行。エンジンの回転数、出力トルク等が制限され、100%の性能で走る事ができなくなる。つまりセーフモードになるのを避けるために、走行中に水温と油温に気を配る必要があるわけだ。

UIにおいては、タコメーターのレッドゾーンが拡張され、水温計、油温計に備えられたアラートランプが点灯するように。さらに追加ルールを有効化した場合、常にタイヤの消耗計算が行われ、減少率は1/4に抑えられているもののフリーラン中も耐久力が減少するようになる。水温・油温とあわせて、リアルな車の状態管理が求められるルールとなっている。
なお追加ルールを有効にすれば、ライバル撃破の報酬が1.5倍に増額。管理する要素が増えて難易度は上がるものの、旨味も用意されている。とはいえやりこみ要素の位置づけだそうで、特に従来のルールでは物足りないプレイヤーに挑戦してみてほしいそうだ。

ほかにもさまざまな追加要素が用意されており、たとえば日々の空模様が変化するように。路面に変化はないものの、雲の量などにバリエーションが用意されている。またバトル開始時の自車とライバル車のポジションにもバリエーションが追加。自らバトルを仕掛けた場合は従来どおりライバル車の後ろからバトル開始となるが、ライバルから仕掛けられたバトルでは前方からスタートするようになった。PAでバトルを申し込んだ場合は、並列状態からバトル開始となる。
そのほかにも多岐にわたる調整が実施。詳細は公式パッチノートを参照されたい。
5月下旬に予定されていた正式リリースが延期され、追加の早期アクセス配信期間を設けて開発されている本作。今回は告知されていた「Steam実績対応」「水温および油温の変化要素の導入」などがほどこされた格好だ。正式リリースは9月末に予定されているため、今後のアップデートにも注目したい。
『首都高バトル』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。Steamサマーセール 2025(関連記事)にあわせて初のセールが実施されており、7月11日2時まで早期アクセス限定価格3960円から10%オフとなる3564円で販売中だ(いずれも税込)。セールはまもなく終了となるため、興味のある人は早めに購入しておくと良いだろう。