サイバー東京吸血剣劇アクション『Tokyo Underground Killer』Steamにて配信開始。敵の血を浴びパワーアップ、暗殺の稼ぎで“夜遊び”も満喫

3DM GamesとGone Shootinは9月5日、アクションゲーム『Tokyo Underground Killer』を配信開始した。

パブリッシャーの3DM GamesとGone Shootinは9月5日、Phoenix Game Productionsが手がける『Tokyo Underground Killer』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示および日本語フルボイスにも対応している。リリース記念として9月12日まで、10%オフで購入可能だ。

『Tokyo Underground Killer』は、ネオンが輝く近未来の東京を舞台にした3Dアクションゲームだ。プレイヤーは「新宿ヴァンパイア」として恐れられる暗殺者コバヤシとなり、日本最大の犯罪組織「ゴクラク」のもとで裏社会を暗躍。刀による剣劇や、超常的な吸血鬼としての力「ブラッドスキル」を操り、東京に巣食う10人の狂人たちを抹殺することとなる。裏社会を駆け抜ける中では、コミックイラストを用いたブラックユーモアと予期せぬ展開の狂った物語も描かれる。

本作では一人称視点で、日本の鬼や妖怪がモチーフとなった敵をなぎ倒していく。血しぶきが舞うハイスピードアクションが特徴となっており、刀による弱攻撃と強攻撃、急速接近するダッシュ、敵の攻撃に対してはジャストパリィおよびジャスト回避することでスローモーションが発動する。敵の銃弾を弾き返したり、力を溜めて刀から炎を飛ばしたりすることで離れた敵も倒すことが可能だ。刀以外にも手裏剣ランチャーや呪いの日本人形といったユニークな暗器も登場する。

また、吸血鬼であるコバヤシは倒した敵から血を吸収することで体力が回復するほか、炎の竜巻を生み出すなど強力なブラッドスキルを発動可能。敵を斬って体力回復し、ブラッドスキルを使ってまた斬るという、とにかく敵を斬りまくることが推奨される戦闘システムとなっている。リソースを集めればスキルツリーで新たな能力をアンロックしたり、ブラッドスキルを強化することも可能だ。これらを駆使して、メインミッションでは復讐に燃えるアイドルやカルト教団の教祖など、個性的なボスを撃破していくのだ。

ミッションの合間には、新宿・秋葉原・新宿などの名所をモデルとしたサイバーパンクな東京を探索することができる。街にはパチンコ、UFOキャッチャー、ガチャガチャといったアクティビティが用意され、アクティビティで集めたアイテムは新宿の自宅に飾ることも可能。そのほか、無料案内所なる秘密のエリアもあるようだ。ひとときの間は裏家業を忘れて東京のナイトライフを満喫するのもいいだろう。

ちなみに本作の物語は、コミックアーティストのHans Steinbach氏による約100ページにおよぶコミック風イラストで描かれる。音楽には、『Dusk』や『Doom Eternal』の拡張キャンペーン「The Ancient Gods」などに携わった作曲家Andrew Hulshult氏による2時間以上におよぶ楽曲を収録。日本語ボイスでは、コバヤシの上司イシハラを、「ONE PIECE」のモンキー・D・ドラゴン役を務める柴田秀勝氏が担当。そのほかのキャラクターも豪華声優陣が担当する。

そんな本作が9月5日よりSteamにてリリースされた。本作を手がけるのは大阪に拠点を置く日本の会社Phoenix Game Productionsだ。ドイツ出身のゲームクリエイターであるダニエル・ヘジャージ氏が代表を務めており、本作が初の自社開発オリジナルタイトルとなる。同社では、見たことのないクレイジーで独特な世界観、新たな体験を生み出す刺激的なゲームプレイ、さまざまなアートに対するリスペクトと愛を注ぐという3本柱を掲げたゲーム作りを目指しているという。本作はまさにそれらを体現した作品と言えそうだ。

『Tokyo Underground Killer』はPC(Steam)向けに配信中。リリース記念として9月12日まで、10%オフで購入可能だ。また、ストーリーの一部と戦闘ステージを体験できるデモ版も配信中だ。

Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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