まったり建物づくりゲーム『Tiny Glade』最新大型アプデでついに「階段」実装。石畳や“隠し機能”など新要素満載

Pounce Lightは7月29日、『Tiny Glade』の大型アップデートを配信。階段をはじめとした各種新要素が続々と実装されている。パッチノートでは隠し機能も紹介されている。

デベロッパーのPounce Lightは7月29日、『Tiny Glade』の大型アップデートを配信した。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)でゲーム内表示は日本語に対応。今回のアップデートでは、ユーザー待望の「階段」が登場したほか、石畳やカメラフィルターなど多数の新要素が実装されている。

『Tiny Glade』は建築シミュレーションゲームだ。プレイヤーは木々に囲まれた空き地に、自分だけのジオラマを作っていく。用意されているパーツの種類は豊富で、大きさや向きなどを調整して自由に配置可能。各パーツは隣接するほかのパーツに合わせて自動で形状が変化するため、小さな家屋から巨大な城砦まで、美しい建物を誰でも簡単に作ることができる。

7月29日に、本作に向けたアップデートが配信された。開発元のPounce Lightは過去最大のアップデートであると銘打っており、これまでベータブランチを通じて6月からテストされてきた新要素や新機能が一斉に正式実装されている。

[AD]

まず、階段のツールが実装された。階段はその傾斜によって見た目が変化する。傾斜を深くすることではしごになったり、逆に浅くすることで平らな足場になったり、また高さを上げればそのまま橋や歩道に変化するなど、自在に加工することができる。建物の壁に沿うようにして配置すれば、螺旋状の階段なども綺麗に建設可能だ。

本作にはこれまで階段のパーツは存在せず、これまでユーザーは塀や建物などを複数並べて配置することで疑似的に再現していた。今後はより自然な階段を作ることができるだろう。なお、アップデートにより橋などの柱を削除することができるようになり、道が完全に浮いてしまう場合にも魔法によって浮くようなエフェクトが出現。本作がもつファンタジックな世界観を利用して、さらに建設の自由度が上がっているわけだ。

次に、新たな道が追加された。従来の土の道に加えて、新たに3種類の石畳の道が実装。道のツールの中で各バリエーションを切り替えることができ、ブレンドすることでより自然な路面を表現できるようになった。さらに床のバリエーションが増加しているほか、壁の石膏の剥がれ具合を調節するオプションなども追加されている。これまでとは少し雰囲気の違う建築も楽しめるだろう。

そして、ゲーム内フィルターにもアップデートが加えられている。これまでフォトモードの中でのみ使用することができたゲーム内フィルターが、建築の最中にも反映されるようになった。明るさ・コントラスト・彩度・色調フィルターなどが使用可能で、これにより作業中も世界観に浸りながら、建築に没頭することができそうだ。

このほか、オートセーブ機能や新たなBGM、ビジュアルの改善などアップデート要素はさまざま。そして、なにやら荷車と階段を組み合わせることで使える“隠し機能”も実装されているようだ。アップデートの詳細はパッチノートを確認されたい。発売からもうすぐ1年となる本作は、本稿執筆時点のSteamレビューで約1万9000件中97%という凄まじい好評率を誇っている。今後もさらに評価を上げていくのか期待したい。

『Tiny Glade』はPC(Steam)向けに配信中。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

記事本文: 280