人気ビーバー街づくり『Timberborn』新大型アプデで「ジップライン」実装。かしこいビーバー、ついに立体機動

Mechanistryは5月8日、『Timberborn』に向けて無料大型アップデート第7弾「ジップライン&管路」を配信。同アップデートではビーバーの高速移動などが可能になっている。

デベロッパーのMechanistryは5月8日、『Timberborn』に向けて無料大型アップデート第7弾「ジップライン&管路」を配信した。同アップデートではビーバーが高速で移動するのに利用できる施設などが追加されている。

『Timberborn』はビーバー街づくりシミュレーションゲームだ。現在PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに早期アクセス配信中で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作の舞台となるのは人類が絶滅し荒廃した地球だ。プレイヤーは進化したビーバーたちを率いて、荒野に都市を作り上げていく。

本作にはフォークテイルとアイアン・ティースの2つの陣営が存在。それぞれ利用可能な施設などが異なり、違ったプレイを楽しむことができる。ゲームとしてはビーバーらしく治水が重要なシステムとなっており、世界は雨季と乾期、そして汚染水が湧きだす悪潮の時期を繰り返す。ダムを作って雨季にきれいな水を溜め、汚染水と混ざらないように水の流れを管理しながら、ビーバーが幸せに暮らせる町を作り上げるのだ。

本作は2021年9月に早期アクセス配信が開始された作品だ。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約2万8700件中95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。治水をモチーフとしたゲームプレイや、かわいらしいビーバーの挙動などが好評だ。また建物の上に建物を作る立体的な建築が可能なところや、物理演算を活用した水の挙動などを評価する声も寄せられている。

そんな本作に向けて5月8日、第7弾となる無料大型アップデート「ジップライン&管路」が正式バージョンとして配信された。アップデートではまずタイトル通り、ジップラインと管路という移動用の施設が追加されている。ジップラインはフォークテイル用の施設で、ステーションを複数築いて結ぶことで利用可能。乗り込んだビーバーは通常の2.5倍速で移動することができる。ケーブルは地形の上をまたぐため、高低差をカバーしやすいのが特徴だ。

一方の管路はアイアン・ティース用の移動施設だ。チューブの中にビーバーが入ることで高速で移動できる仕組みとなっている。移動速度は通常の4倍と、ジップラインよりさらに速くなっている。水中も通せるなど、ジップラインと比べてメリットもあるが、チューブが場所をとり高低差にもやや弱い点と、建築に資源をより多く消費するのが欠点となっている。

またアプデでは地形システムが刷新され、完全に3D化されるという。これにより、すべての表面上に地形ブロックを新たに設置できるようになっている。さらに山にトンネルを掘れるようになるなど、立体的な建築システムがよりパワーアップ。またパワーシャフトの形状が接続にあわせて自動で変化するようになり、いちいち作り直す必要がなくなったなど、複数の調整も実施されている。変更点は多岐に渡るため、詳細は公式パッチノート(英語)を確認してほしい。

『Timberborn』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに早期アクセス配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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