絵の中と“現実”往復アクション『The Plucky Squire ~ジョットと不思議なカラクリ絵本~』9月17日配信へ。『ポケモン剣盾』アートディレクターが独立して手がけた絵本飛び出し冒険

Devolver Digitalは8月15日、『The Plucky Squire ~ジョットと不思議なカラクリ絵本~』を9月17日に配信すると発表した。2Dと3Dの世界を行き来するアクションアドベンチャーゲームだ。

パブリッシャーのDevolver Digitalは8月15日、『The Plucky Squire ~ジョットと不思議なカラクリ絵本~』を9月17日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S。また本作は発売と同時にPS Plusエクストラ/プレミアム加入者向けのゲームカタログでも提供される見込み。ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。

『The Plucky Squire ~ジョットと不思議なカラクリ絵本~』は、2Dと3Dの世界を行き来するアクションアドベンチャーゲームだ。本作の舞台となるのは絵本の世界。モジョと呼ばれる絵本の世界は、ヒーローであるジョットとその仲間たちが平和を守っていた。しかし悪の魔法使いハムグランプは、モジョが絵本の世界で自分は永遠にやられ役であることを知り、ジョットを絵本の外へ追い出してしまう。プレイヤーはジョットとして絵本の中と外の世界を冒険し、悪の軍団と戦って平和を取り戻す。


本作では2Dで描かれる絵本の中の世界と、3Dで描かれる絵本の外の世界を行き来しながら冒険することになる。絵本の中の世界は手描きアートのようなグラフィックとなっており、2Dアクションゲームとして操作。敵を切りつけると擬音が表示されるなどコミック風の演出が展開され、バトルや謎解きなどをおこなうことになるようだ。

一方の絵本の外の世界は写実的に描かれており、積み木のおもちゃや目覚まし時計などが置かれた、生活感のある空間となっている。絵本の持ち主である子どもの部屋なのかもしれない。おもちゃの兵士のような敵と戦いつつ、3Dアクションとして部屋を探検することになるようだ。また部屋の中に存在する、絵が描かれた平面には飛び込むことができる様子。開かれたままになっている絵本や、マグカップに書かれた絵などに入り込み、冒険を進めていくことになるようである。

そうした冒険中にジョットは、ボクシングやジェットパック旅行、パズルなどさまざまなミニゲームをこなすことになるとのこと。そうしていろんな困難を乗り越えつつ元の世界に戻り、悪の魔法使いに囚われた仲間たちを救うことになるという。

 


本作を手がけるAll Possible Futuresは、業界のベテランであるJames Turner氏とJonathan Biddle氏が設立したスタジオだ。James Turner氏は元ゲームフリークのデザイナーで、西洋人として初めてポケモンをデザインした人物として知られる。『ポケットモンスター ソード・シールド』ではアートディレクターを務めた。一方のJonathan Biddle氏は、過去にカートゥーン風ARPG『The Swords of Ditto』などを開発。経験豊富な両氏のグラフィックデザインの手腕は、本作でも活かされていることだろう。

『The Plucky Squire ~ジョットと不思議なカラクリ絵本~』はPC(Steam/GOG.com)/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S向けに、9月17日に配信予定だ。

【UPDATE 2024/8/16 13:01】
ゲームカタログでの提供予定について追記

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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