「ザ・ファブル」ゲーム化『ザ・ファブル Manga Build Roguelike』発表、Nintendo Switch/Steam向けに来年発売へ。マンガのコマを配置して戦う“マンガ構築ローグライク”

講談社ゲームクリエイターズラボは9月19日、『ザ・ファブル Manga Build Roguelike』を発表した。マンガのコマを配置して戦う、マンガ構築型ローグライクゲームである。

講談社ゲームクリエイターズラボは9月19日、『ザ・ファブル Manga Build Roguelike』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(Steam)で、2025年発売予定。発表にあわせて、Steamストアページが公開されている。

『ザ・ファブル Manga Build Roguelike』は、マンガのコマを配置して戦う、マンガ構築型ローグライクゲームである。南勝久氏によるマンガ作品「ザ・ファブル」の、初のゲームタイトルとなる。同作の世界には、裏社会で「ファブル(寓話)」と呼ばれる天才殺し屋がいた。ある時、彼はボスの命令によって殺し屋を休業。1年間誰も殺さずに、普通の生活を過ごすことになる。どんな相手も6秒以内に殺害する殺し屋が、一般社会に溶け込もうと奮闘する休業生活が描かれている。同作はヤングマガジンに連載され、第2部が2023年7月に完結。累計発行部数は2500万部に及んでおり、実写映画化やテレビアニメ化もおこなわれてきた。


本作でプレイヤーは、「ザ・ファブル」のキャラクターを操作し、強敵が待ち受けるゴールを目指していく。本作では各ターンの行動を、マンガの「コマ」をページに配置して決定する。コマはそれぞれ形が異なり、打撃/銃撃/移動/防御などさまざまな効果が存在。コマをページに置くと、読み順に従って効果が発動する。本作ではマンガのコマを形や効果を考慮して設置する、マンガ構築バトルが展開されるのだ。

要素としては、本作ではコマを集めてデッキを作っていく。戦闘中のダメージがページの破れになるシステムも搭載。ダメージを受けると、その分次のターンに使用するページ内に穴が空き、コマの配置が制限されてしまう。ゲームクリアを目指す上では、大ダメージは避けたほうがよさそうだ。また本作では、作中のシーンを遊べるイベントも多数実装予定とされている。「ザ・ファブル」のコマを遊び尽くす、マンガ構築型ローグライクとなっているのだろう。


本作を手がけるのは、ゲーム開発者のmono氏だ。同氏の過去作としては、2023年10月に『IGNISTONE』をリリース。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で36件中94%の好評を獲得している。ジャストガードを軸にしたゲームプレイなどが、評価につながっているようだ。また同氏は2022年に講談社ゲームクリエイターズラボ第2期ラボメンバーに選出。『IGNISTONE』も、講談社からのリリースとなっていた。

本作『ザ・ファブル Manga Build Roguelike』は、9月26日から開催予定の「東京ゲームショウ2024」へ出展予定。講談社ゲームクリエイターズラボブースにて、試遊できるそうだ。またmono氏の作品としては、時間を構築していく『Clock Rogue』も開発中となっている。


『ザ・ファブル Manga Build Roguelike』は、Nintendo Switch/PC(Steam)向けに2025年発売予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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