『8番出口』売上100万本達成。Steamに加えてSwitchでも猛烈に売り上げる
弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは8月8日、『8番出口』の全世界累計ダウンロード数が100万を突破したと報告した。プレスリリースによると、PC(Steam)とNintendo Switch版での累計100万ダウンロード到達となるようだ。
『8番出口』は、無限に続く地下通路からの脱出を目指す、短編ウォーキングシミュレーターである。本作でプレイヤーは、奇妙な地下通路に閉じ込められている。通路は、一見何の変哲もない地下空間に見える。しかし、通路の先には同じような空間がループしており、先へ進んでも出口は見当たらない。主人公は、無限ループする地下通路に囚われているわけだ。
そこで本作では、地下通路を支配するルールに従って、脱出を目指す。「異変を見逃さないこと」。「異変を見逃さないこと」。「異変が見つからなかったら、引き返さないこと」。「8番出口から外に出ること」。間違い探しによって地下通路風の異界から脱出する、奇妙な体験が繰り広げられる。
本作はコタケノトケケ氏によるコタケクリエイト(KOTAKE CREATE)が制作し、2023年11月にPC(Steam)向けとして配信開始された。同氏は本作を、間違い探しホラーゲーム『I’m on Observation Duty』シリーズやリミナルスペース、バックルームズなどの影響を受けて開発。発売後はゲーム実況でも広く扱われ、インターネット上では二次創作やパロディも多数おこなわれるなど、プレイヤーから人気を博してきた。さらに本作では、「8番ライク」と呼ばれる本作の影響を受けた作品が多数登場している。本作はある種のムーブメントを起こしてきたわけだ。
また本作のSteamユーザーレビューでは、記事執筆時点で6467件中93%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。Steam Scoutのレビュー分析結果によれば、レビューにおける言語の割合は英語が46.3%、日本語が15%、中国語(簡体字)が11.2%、韓国語が6.5%、ロシア語が5%、中国語(繁体字)が4.1%、ドイツ語が3.1%などとなっている。本作の対応言語は日本語と英語のみとなっているが、言語が対応していない地域も含めて幅広いプレイヤーから支持されているわけだ。なお本作では、2024年4月にNintendo Switch版、2024年6月にVR版『8番出口VR』が発売。2024年8月8日からはPS4/PS5版も発売されている。
プレスリリースによると、そんな本作のPC(Steam)およびNintendo Switch版で全世界累計100万ダウンロードを突破したそうだ。本作の売上としては、発売からわずか1日で売上3万本を突破。2024年4月のNintnedo Swtich版発売時に、PC版の50万本突破が報告されてきた(関連記事)。またNintendo Switch版の発売後は、ニンテンドーeショップのダウンロードソフトランキング上位にランクインし続けてきた。2024年4月の50万本突破から約4か月での報告となるが、そうしたNintendo Switch版の好調もあり、売上100万の大台に到達したのだろう。本日8月8日からはPS4/PS5版も配信開始されており、さらに多くのプレイヤーが無限に続く地下空間へ迷い込むことになりそうだ。なおKOTAKE CREATEの作品としては、『STRANGE SHADOW』が開発中となっている。
『8番出口』は、PS4/PS5/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに配信中。通常価格は470円となっている。また本作関連では、8月23日より池袋PARCOにてポップアップショップ「8 番うりば」が開催予定だ。