皿積みまくり料理運びゲーム『The Way of the Tray』発表。落としたら罰金、バランス命の過酷労働

Targem Gamesは3月4日、『The Way of the Tray』をSteam向けに発表した。本作は和風レストランのウェイターとなるシミュレーションゲームだ。

パブリッシャーのTargem Gamesは3月4日、『The Way of the Tray』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『The Way of the Tray』は和風レストランのウェイターとなるシミュレーションゲームだ。舞台となるのは、スタジオジブリ作品から影響を受けているという神秘的な世界。主人公は人間の身ながら、妖怪や精霊たちが生きる奇妙な世界に迷い込んでしまった。主人公はひとまずウェイターとして働いて身を立てつつ、元の世界に帰る方法を探すことになる。

ゲームプレイでは妖怪たちから注文を受け、トレイに載せて料理を運ぶことになる。料理をトレイに載せるパートはパズルゲーム風となっており、上から落ちてくる料理をバランスよく積んでいく。料理の重さによってトレイは傾き、一定以上傾いてしまうと料理が落下。店長に怒られ、お皿代が給料から引かれてしまう。手の位置を動かしてバランスを取りつつ、一回でたくさんの料理を運べるように、なるべくたくさん積むのだ。

トレイに載せるだけ載せたらフロアを走り回り、お客に料理を届けていく。首尾よく接客ができればチップがもらえ、報酬が増えていくという。お金が貯まれば掃除係として箒神(ははきがみ)を雇ったり、盆栽を買って飾ったりしてお店を強化していくことが可能。そうしてレストランをアップデートしながら妖怪世界で懸命に働き、元の世界への帰還を目指すことになるようだ。

本作の元になったとみられる作品は、itch.ioにて2023年に無料公開されている。itch.ioで公開されているバージョンにはストーリーや配膳パートなどはなく、トレイに料理を積むゲームプレイにフォーカスした作りとなっている。落ちてくる料理と手元の両方に気をつかわなくてはいけない、高難度なゲームプレイが体験可能だ。

そんな『The Way of the Tray』は2024年、ロシア・エカテリンブルクにて毎年開催されているオタク文化イベント「ГикКон 2024(GeekCon 2024)」にて、ビデオゲーム売り込みコンテストに出展している。同作は優勝を果たして賞金5万ルーブル(約8万3000円)を獲得し、またTargem Gamesよりゲーム開発の指導を受けられる権利も獲得したという。そうしてTargem Gamesが本作のパブリッシャーとなり、無料版よりパワーアップした作品としてSteam向けにリリースされることが、今回発表されたかたちだ。

『The Way of the Tray』はPC(Steam)向けに配信予定だ。配信時期は未定。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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