『人喰いの大鷲トリコ』がいよいよ今年発売、海外メディアがゲーム映像と開発者インタビューを掲載

英国誌「Edge」の最新号が、『人喰いの大鷲トリコ』(英題:The Last Guardian)のハンズオンプレビューとディレクター上田文人氏へのインタビューを掲載。大きく表紙を飾っている。

最初の発表から今年で7年。発売日未定のまま人々の記憶から消えゆく中、昨年6月の「E3 2015」にて、2016年のリリースが改めて発表された『人喰いの大鷲トリコ』(英題:The Last Guardian)。あれから目立った情報はなく、一部では再び開発が行き詰まったのではないかと囁かれていたが、ついに新たな動きがあった。英国誌「Edge」の最新号が、本作のハンズオンプレビューとディレクター上田文人氏へのインタビューを掲載。大きく表紙を飾っている。今年のリリースを裏付ける形となった。来月に迫った「E3 2016」にも発売日が明らかになることが期待される。

『人喰いの大鷲トリコ』は元々、2009年にソニー・コンピュータエンタテインメント(以下、SCE)からPlayStation 3の目玉タイトルとして発表されていた。開発を指揮するのは、『ICO』や『ワンダと巨像』を手がけたゲームデザイナー上田文人氏。2011年冬季の発売を目指していたが、同年4月に制作上の都合を理由に延期を発表。発売時期は未定となった。その後、上田氏が2011年にSCEを退社していたことや、フリーランス契約で引き続き開発に携わっていることが明らかになったが、制作状況や発売時期などは不透明のまま時間だけが過ぎ去っていた。

そんな中、2015年6月に5年ぶりとなる新映像を公開。対応プラットフォームをPlayStation 4に変更し、2016年の発売を予定していることを明らかにした。同時に、『ICO』や『ワンダの巨像』を共に手がけたスタッフを中心に、新スタジオgenDESIGNを設立していたことを報告。上田氏の指揮の元、2014年から『人喰いの大鷲トリコ』のクリエイティブ全般を担当していると説明していた。あれから1年。目立った情報もないままに2016年も残すところ半年に差しかかる中、「Edge」の表紙を飾ったことでベールをはがした。また、海外メディアIGNでも、ゲーム映像と上田氏のインタビューの様子をいち早く公開している。

Ritsuko Kawai
Ritsuko Kawai

カナダ育ちの脳筋女子ゲーマー。塾講師、ホステス、ニュースサイト編集者を経て、現在はフリーライター。下ネタと社会問題に光を当てるのが仕事です。洋ゲーならジャンルを問わず何でもプレイしますが、ヒゲとマッチョが出てくる作品にくびったけ。Steamでカワイイ絵文字を集めるのにハマっています。趣味は葉巻とウォッカと映画鑑賞。ネコ好き。

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