終末世界海洋オープンワールドFPS『The Last Caretaker』発表、今夏早期アクセス配信へ。人類が残したロボとして広大な海で探索・クラフト
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Channel37は2月26日、『The Last Caretaker』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)で、2025年夏のリリースを予定している。開発元によれば、後にコンソール向けにも展開される予定とのこと。
『The Last Caretaker』はオープンワールドサバイバルシューターだ。本作は海面が上昇し、人類が滅亡の危機に瀕した世界を舞台としている。プレイヤーはそんな世界に残されたロボットとして、「人類の種(human seeds)」を確保して星々へと送りだすという、人類の存続をかけた任務を遂行することとなる。
ゲームプレイでは、広大な海の世界を探索する。巨大建造物や種子貯蔵庫などといった、打ち捨てられた建造物を探索することで、残された資源を回収することとなる。また失われた知識や謎の数々(pieces of a mystery)も見つけることができるといい、人類滅亡の危機に瀕した経緯なども判明するのかもしれない。
また本作ではLazarus Complexなる建造物のシステム再起動をすることで、星々へ人類の種を送りだせるという。そのためには、古代の技術を探索して回収し復元することで、モジュールを作成。電力網を復旧させたり、ロケットの発射システムの再構築をしたりといった作業がおこなうこととなるそうだ。
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本作は早期アクセスタイトルとして配信される。早期アクセス配信期間は、Channel37によれば少なくとも1年間を見込んでいるとのこと。なお2025年夏のリリース時点では、基本的なゲームプレイは既に体験が可能。武器についてはライフルや火炎放射器、電気を用いる兵器などが使用可能で、敵との戦闘も体験できる。また海洋世界を探索することもでき、発見した廃品や構造物を解体することで資源を入手し、クラフトやリサイクルをおこなうことができるそうだ。
Channel37は正式リリースに向けて、探索やクラフト、サバイバル要素といった各種ゲームプレイを拡張しつつ、新たなコンテンツを導入するとしている。たとえば新たな探索箇所や、新種の敵、新モジュールなどが追加されるようだ。またフィードバックに応じ、ゲームの核となるメカニズムのバランス改善も実施するとのこと。
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本作を手がけるChannel37は、フィンランド・ヘルシンキを拠点とするインディーゲームスタジオだ。同スタジオは、アーチェリーでオリンピックに出場した経験もある実業家のMiika Aulio氏がCEOを務め、『Trials』シリーズの物理プログラミングなどを担当したVesa Halonen氏と共に2021年に設立された。
同スタジオとしては『The Last Caretaker』が初のタイトルとなるものの、数十年にわたってゲーム制作に携わってきた業界のベテランが多く集っているそうだ。業界経験者によって手がけられるサバイバルシューターのさらなる情報公開にこれからも注目したいところだ。
『The Last Caretaker』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに2025年夏にリリース予定。また時期は不明ながら、コンソールにも展開される予定だ。