Nintendo Switch版『飢えた子羊』ついに配信再開。CEROレーティング取り直しで約3か月ぶりの復活

2P Gamesは、『飢えた子羊』について、Nintendo Switch版の発売再開を発表した。本作はレーティングの都合で、3月のリリース後すぐさま販売停止状態となっていた。

パブリッシャーの2P Gamesは、ZerocreationGameが手がけたビジュアルノベルゲーム『飢えた子羊』について、Nintendo Switch(以下、Switch)版の配信を再開したことを発表した。本作は今年3月にSwitch向けにリリースされたものの、一時ストアから取り下げられていた。

『飢えた子羊』は、明朝末期の中国をモチーフにした世界を舞台にするビジュアルノベルゲームだ。本作の世界では深刻な飢饉によって社会は混乱し、王朝も崩壊の危機に瀕している。そんな中、盗賊である主人公は人買い業者からの依頼を受け、4人の少女を華州城から洛陽城まで護送する任務に就く。しかしその道中で1人の少女が、買い手は人食いの豚妖であると明かし、彼女がここにいる目的は豚妖を討つことだと打ち明けたことで、物語は大きく動き出す。

本作は2024年4月にSteam向けにリリースされた作品。日本語表示に対応しているだけではなく、本作のメインキャラクター満穗のボイスを釘宮理恵さんが務めるなど、日本語ボイスにも対応(関連記事)。また英語やフランス語などの多数言語にも対応していることもあってかグローバルな人気を博し、本作は今年1月には累計売上100万本を突破したことが伝えられていた(関連記事)。

そして同月にはSwitch版を開発中であることも発表され、3月13日にリリース。しかしそこからわずか4日後となる3月17日に、日本での配信が停止されてしまっていた(関連記事)。これはレーティングの変更に伴う措置と説明されており、リリース時点ではCEROのレーティングが未確定だったところ、CERO D(17歳以上対象)を正式に獲得し、今回再配信が実施された格好だ。

なお本作を手がけたZerocreationGameについては、現在続編となるアドベンチャーゲーム『泣き叫ぶ雁』がPC(Steam)向けに開発中で、2025年第4四半期のリリースを予定している。こちらの続報も引き続き注目されるところだ。

『飢えた子羊』Nintendo Switch版は現在配信中で、定価20%オフの1496円で購入可能なセールを6月19日午後11時59分まで実施中だ。なおPC(Steam)向けにも配信中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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