大ヒット岩掘削クリッカー『(the) Gnorp Apologue』新アプデは新タレントやグノープ着せ替えなど内容てんこ盛り。まずはベータ配信開始

Myco氏は2月4日、クリッカーゲーム『(the) Gnorp Apologue』向けにアップデートを配信した。見た目を変える帽子の追加や、グノープに対してさまざまな変更が実施されている。

個人デベロッパーのMyco氏は2月4日、クリッカーゲーム『(the) Gnorp Apologue』向けにアップデートを配信した。このアップデートは本作のベータ版にリリースされ、見た目を変える帽子の追加や、グノープに対してさまざまな変更が実施されている。

『(the) Gnorp Apologue』は放置系クリッカーゲームだ。プレイヤーはピクセルで描かれたグノープ(gnorp)と呼ばれる小さな生き物がお金持ちになるための活動を手伝うこととなる。フィールドの中央には謎の白い岩が存在しており、これを叩くとカケラが出る。このカケラを資源として集めることで、施設を作ったり新たなグノープを雇用したりできる。


ゲームプレイの開始時点では、プレイヤー手動での採掘や、削りだしたカケラの回収が必要になる。しかしカケラを集めていくと、岩を掘削するグノープや、カケラを運搬するグノープも登場。岩を掘削するグノープは、体当たりしたり、矢や銃を撃ったり、サイキックパワーを使ったり多種多様だ。集めたカケラによりグノープたちをアップグレードすることもできる。さらに、カケラの回収量が一定を超えると、ゲームのリスタートと引換にタレントと呼ばれる能力をアンロックすることが可能。そうして強化したグノープを活用して、より効率的にカケラを回収するために岩を削り続けるのだ。

そんな本作が、現在Steamにて開催中の「放置ゲームフェス」を記念して、ベータ版向けにアップデートが配信された。同アップデートでは、まず帽子と風船の束が追加されており、特定の実績を達成するとアンロックされ、グノープの見た目を変えられるようだ。最終的に20種類以上もの帽子が登場し、ベータでは6種類が実装されているとのこと。

また、既存のグノープやタレントに対しても多数の変更が実施。例えばドローンはカケラを消費してベビードローンを生み出し、登山家はタレントにより山の特定エリアを聖域に指定することができる。詳細が伏せられたMelty Bulletsという新たなタレントも追加されている。この他、さまざまな要素が追加もしくは改善されており、これらの変更によりプレイヤーの選択の幅が広がり、新たなビルドが可能となるようだ。なお、ベータ版へのアクセスはSteamにて所定の手順が必要となる。詳細はベータ版のパッチノート(英文)を参照されたい。

本作は、PC(Steam)向けに2023年12月15日に配信開始。本稿執筆時点で、Steamユーザーレビューには約7000件が投じられ、そのうち96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。売上としてはリリースから1か月で12万本を突破している(関連記事)。本作の同時接続プレイヤー数はここしばらくは500人前後で推移していたものの、直近のピークでは1856人を記録している(SteamDB)。今回の「放置ゲームフェス」およびベータアプデの配信を受けてプレイヤーが集まった格好だ。

ちなみに、本作は発売後もアップデートが複数回おこなわれており、2024年6月には日本語に対応している。また、2024年9月には今後のロードマップも公開され、ハードモードの進化系となるエピローグ、エピローグのエンディングに続く新たなモードなどが予定されている。現在、エピローグの開発は順調に進んでおり、約2週間おきに情報を公開予定とのことだ。

『(the) Gnorp Apologue』は、PC(Steam)向けに発売中だ。

Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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