食人族サバイバルホラー『The Forest』、約10万人のSteamプレイヤー集う爆発的人気。今になって同接記録更新ラッシュ
Endnight Gamesが手がけたオープンワールド・サバイバルホラーゲーム『The Forest』のPC(Steam)版にて、同時接続プレイヤー数の最高記録が12月23日に更新。約9万8000人ものプレイヤーが本作をプレイする盛り上がりを見せている。
『The Forest』は、食人族の住まう森からさらわれた息子を取り戻す事を目標としたオープンワールド・サバイバルホラーゲームだ。搭乗した飛行機がとある森に不時着し、同乗していた幼い息子が何者かにさらわれてしまったことで、プレイヤーは息子を救出することを目標にサバイバル生活を送る。本作はソロプレイに加えて最大8人での協力プレイにも対応している。
本作にてプレイヤーは、森を探索して食料や木や石の資源を確保し、武器や道具をクラフト。さらには拠点を作って生き延びる。森には食料になる野生動物だけでなく、食人族が群れをなして暮らしている。食人族はプレイヤーを見たら襲いかかるほか、夜の時間になると拠点を襲撃するなどさらに好戦的となる。プレイヤーは食人族の襲撃に警戒しながらサバイバルをこなさなければならない。
また、息子の行方を追うために食人族の拠点や地下洞窟・地底湖を探索することもある。洞窟は暗く、多くの食人族が襲いかかってくるだけでなく、おどろおどろしい見た目をした変異体とも戦う必要がある。危険な暗闇の中で息子が消えた手がかりを見つけるのだ。
本作は2014年5月に早期アクセス版がリリース。2018年5月に正式リリースとなり、同年内に530万本以上を売り上げる大ヒットを記録した。Steamでは、本稿執筆時点で約49万件ものユーザーレビューが投稿されており、そのうちの95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。また、昨年2月には本作の続編となる『Sons Of The Forest』の早期アクセス版がリリース。今年2月には正式リリースを果たしている。
そんな本作『The Forest』のSteam版にて、12月23日に同時接続プレイヤー数の記録が更新。プレイヤー数の増加の波は10月末からはじまっており、11月3日にはプレイヤー数が約7万9000人を記録。そこからプレイヤー数は減少し、約1万人に落ち着いていたところ、再度増加を見せて12月1日に約4万4000人を記録。12月20日以降再びプレイヤー数が増加し、12月23日には約9万8000人に到達した。11月3日時点で本作の同時接続プレイヤー数の最高記録を更新していたものの、その約1か月半後にさらに約2万人を上回るかたちでの更新となった(SteamDB)。
本作のプレイヤー数が急増した理由としては、10月末から現在までに複数回の大型セールが実施され、本作がそのセールの対象となったことが大きいと予測される。10月27日より開催されたSteam絶叫フェスと、11月28日より開催されたSteamオータムセールにて本作は80%オフの税込410円で販売。そこからプレイヤー数が増加していったようだ。セール終了に伴ってプレイヤー数は落ち着きを見せていたものの、12月20日から開催されているSteamウィンターセールにて、本作は90%オフの205円で販売。本作の最安値記録を更新した。セール以降再びプレイヤー数が増加し、プレイヤー数の記録を大幅に更新する結果となった。
本作は2014年の早期アクセス配信開始から数えて約10年、正式リリースから数えて約6年が経過するタイトルだ。一方で短期間に複数回おこなわれたセールのたびに、プレイヤー数が大幅に増加しているのは興味深い。根強い人気に加えて、続編である『Sons Of The Forest』の発売もあり、関心を高めていたユーザーも多かったのだろう 。Steamウィンターセールは1月3日まで開催されているため、期間中にどうプレイヤー数が推移していくのか今後も注目したい。
『The Forest』は、PC(Steam)向けに配信中。Steamウィンターセール期間となる日本時間1月3日3時までは定価2050円から90%オフの205円にて販売中だ(いずれも税込)。