パブリッシャーのNicalisは11月5日、ローグライクアクションゲーム『The Binding of Isaac: Repentance』にオンライン協力プレイモードなどを導入するアップデートを、海外時間11月18日に配信すると発表した。
なお現時点で詳細は不明ながら、まずはPC(Steam)版『The Binding of Isaac: Rebirth』とそのDLC「The Binding of Isaac: Repentance」の所有者を対象に、ベータ版として同アップデートが提供される模様である。
『The Binding of Isaac: Repentance』は、インディー開発者のEdmund McMillen氏が手がけたローグライクアクションゲームだ。プレイヤーは主人公の少年アイザックとなり、天のお告げにより息子を生贄に捧げようと襲ってくるママから逃れるべく、さまざまな敵が待ち受けるダンジョンを冒険。アイザックは涙を武器とし、道中では強化アイテムを獲得可能。また、能力やステータスの異なるプレイヤーキャラクターも複数用意されている。PC(Steam)向けにはDLCとして、ほかのプラットフォーム向けには同名ながら独立した完全版として配信されている。
ベースとなる『The Binding of Isaac: Rebirth』は、『The Binding of Isaac』のリメイク版。2014年にリリースされ、翌2015年時点で累計500万本以上を売り上げる大ヒットを記録。またSteamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約27万件のうち97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得している。PC版の発売後には複数のDLCによる拡張がおこなわれ、コンソール向けにはそれらをまとめた前述の完全版として移植された。
本作へのオンライン協力プレイモードの導入は、2023年9月に予告され、その後PC(Steam)版にてアルファテストが実施。そしてこのたび、配信日が海外時間11月18日に決定した格好だ。販売元NicalisのSNSへの投稿では、「DLCの無料アップデート」と記載。投稿画像から察するに、DLC「The Binding of Isaac: Repentance」を対象としたアップデートとなり、まずはベータ版として提供されることがうかがえる。
開発者のEdmund McMillen氏によると、オンライン協力プレイモードは2〜4人でのプレイに対応。目標達成度を示すCompletion Markは、同モード専用のものが用意される。また上述のアルファテストによれば、ノーマルモードとハードモードがプレイできるようだ。このほか、プレイヤーから不評だったアイテムの強化を中心としたバランス調整も実施予定とのこと。
『The Binding of Isaac: Rebirth』は、PC(Steam)向けに配信中。なお、DLC「The Binding of Isaac: Repentance」が含まれるバンドル版は、現在40%オフセールが実施されている。そしてオンライン協力プレイモードを導入するアップデートは、海外時間11月18日に配信予定だ。
また、DLCと同名となる本作の完全版にあたる『The Binding of Isaac: Repentance』は、PC(Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS5/PS4版が国内配信中。こちらへのオンライン協力プレイモードの導入に関しては続報を待ちたい。