『テラリア』公式、売上「5870万本」突破をお祝い。“あの大人気ゲーム”意識か、キリ悪めな記録に大喜び

 

デベロッパーのRe-Logicは現地時間6月24日、『テラリア(Terraria)』の公式フォーラムにて最新ニュースを投稿。その中で、本作の売上本数が全世界で5870万本を突破したことを発表した。海外メディアGame Developerなどが報じている。

『テラリア』は、破壊/設置可能なブロックで構築された世界を舞台にした、サンドボックス型の2Dアクションゲーム。PCだけでなく、コンソールやモバイル向けにも発売されている。プレイヤーは目に見えるオブジェクトのほとんどを破壊可能。地表にある木を斧で伐採したり、地面を掘り進んで石をツルハシで破壊したりしながら、探索を進めていく。手に入れた物資を活用して、家や拠点を作ったり、施設を使って装備やアイテムを作成したりすることも可能だ。また、クラフトだけでなく充実した戦闘要素も本作の持ち味である。


そんな本作について、Re-Logicは6月24日にニュースを更新。その中で『テラリア』の全プラットフォームを含む売り上げ本数が5870万本を突破したことを発表した。驚異的な売上本数といえる。ちなみに本作の売り上げ本数を発表するにあたっては、前回の発表よりやや“時間が空いた”とのことだ。実際に2022年5月に掲載されたニュースでは、本作の売り上げが4450万本を突破していることが発表されており、約2年の間隔が空いていることが確認できる。その間で1400万本以上の売上本数を積み重ねてきたようだ。

また今回、売上本数が5800万本を超えるタイミングで告知したことについても、Re-Logicにとっては計画的なものであったようだ。本作の売上本数を発表するニュースでは、「配管工とその弟が亀からお姫様を救おうとする、ちょっと地味なゲーム」の売上について言及している。これは『スーパーマリオブラザーズ』を示唆していると思われ、ニュースで掲載されたビジュアルも同作を彷彿とさせるデザインとなっている。どうやら『テラリア』が『スーパーマリオブラザーズ』の全世界での売上本数を超えたということで、5870万本という、一見キリの良くない数字での発表がおこなわれたのかもしれない。

Image Credit:”Terraria State of the Game – June 2024

Re-Logicが示唆する『スーパーマリオブラザーズ』の売上本数の数字がどこを参照しているかといった所までは言及されていないものの、5800万本という数字は英語版WikipediaのList of best-selling video gamesに記載がある。この売上本数を参照したのかもしれない。ちなみにこの値は参考としている文献を確認する限り、IGNの記事における「5000万本以上を売り上げた」という記述や、バーチャルコンソールなどでの売上を合計した概算値と思われる。そのため厳密に『スーパーマリオブラザーズ』の売り上げを超えているのかどうかは定かではない。しかしながら、本作の売上本数が驚異的な数字ということには違いないだろう。

本作は2011年の発売より約13年が経過した現在も継続してアップデートが続けられている。最新のアップデートとなるパッチ1.4.5は2024年内に配信を予定。そうしておこなわれる継続的なアップデートも、本作の売上本数の増加に寄与しているのだろう。いったいどこまで売り上げを伸ばしていくのか、今後のアップデートの配信予定も含めて注目したいところだ。

『テラリア』はPC(Steam)/PS4/Nintendo Switch/iOS/Androidおよび海外Xbox Oneなどに向け配信中だ。