“圧倒的に好評”ゾンビローグライク『Terminus』、Steamにて正式リリース。脱出、ワクチン開発を目指して生き抜くハードコアサバイバルRPG
デベロッパーのLongplay Studiosは8月20日、ゾンビサバイバルローグライク『Terminus: Zombie Survivors』(以下、Terminus)を正式リリースしたことを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Terminus』はゾンビアポカリプスの世界を舞台にしたターン制のローグライクサバイバルゲーム。ゾンビウイルスにより人口の大部分がゾンビと化した世界で、プレイヤーは数少ない生存者の一人として、生き延びるための戦いを繰り広げることになる。プレイヤーの敵はゾンビだけではなく、飢えや寒さといった概念とも戦う必要がある。物資を集めてアイテムをクラフトし、食料を確保し暖を取り、ゾンビのはびこる世界でサバイバルをしていくのだ。
本作のゲームプレイは見下ろし型視点のターン制で進行。プレイヤーのおこなうすべての移動、行動、戦闘はアクションポイント(AP)と呼ばれるリソースを使用することになる。移動にAPを使いすぎるとゾンビからの攻撃に対処できず、またAPを節約しすぎても必要な資源を見付けることができなくなる可能性があるため、戦略的なリソース管理が求められることになる。
プレイヤーの操作するキャラクターにはクラスツリーが複数存在。兵士、警察官、消防士、農民など15種類のクラスが用意されている。サバイバルを通して特性をアンロックしステータスをアップグレードしながら、自分好みのプレイスタイルの生存者を作り上げることも可能だ。
本作には複数のエンディングが用意されている。マップはプロシージャル生成され、街そのものがサバイバルの戦場となる。シナリオの目標としては安全地帯へ辿り着く、ボートやヘリコプターでの脱出、あるいはワクチンの開発などが存在しているようだ。プレイスタイルに合わせて、目指すエンディングを変える遊び方もできるだろう。また本作にはサンドボックスモードも実装されている。ゾンビのスポーン率やリソース量などを調整し、自由にサバイバル体験をカスタマイズすることもできる。
本作のSteamユーザーレビューは本稿執筆時点で約1470件中96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。ユーザーレビューにおいては、戦闘やクラフトなどの奥深いメカニクスや、次第に枯渇していくリソースをやりくりする緊張のあるサバイバル要素が好評を博しているようだ。また、本作には最終的な目標が存在することもプレイのやりがいにつながっていると評価する声が多い。ランダム生成されるマップや多数用意されているクラスなどでリプレイ性が高いとして、ローグライクジャンルを好むユーザーからも好評の声が上がっている。
本作は2021年より早期アクセスを開始。約3年半の早期アクセス期間で度重なるアップデートを実施し、ブラッシュアップをおこなってきたようだ。そんな本作が晴れて8月20日にバージョン1.0として正式リリースとなったかたち。1.0アップデートではキャラクターアニメーションのアップデートやロケーションの装飾といったグラフィック面の強化と、UIの調整など快適性の向上を中心としたアップデートがおこなわれているようだ。なお正式リリース後も継続してアップデートはおこなわれていくという。今後も新たなコンテンツや機能、Steamワークショップのサポートなどが予定されているとのこと。
『Terminus: Zombie Survivors』はPC(Steam)にて発売中。価格は税込1990円のところ、リリース記念セールとして9月1日まで税込1592円で購入可能だ。