カードショップ経営シム『TCG Card Shop Simulator』、“カード鑑定機能”実装大型アプデで人気再燃中。10段階グレード鑑定、収集要素に磨きかかる

OPNeon Gamesは8月23日、『TCG Card Shop Simulator』に向けEarly access build 0.60としてアップデートを配信。グレーディング機能などが追加されており、アップデート後は本作にプレイヤーが再び集い、盛況となっている。

デベロッパーのOPNeon Gamesは8月23日、『TCG Card Shop Simulator』に向けEarly access build 0.60としてアップデートを配信した。アップデートではカードの真贋/コンディションを測るグレーディングが追加。そのほかパック開封マシンなどの新アイテムなども追加された。このアップデートにより、本作のプレイヤーが再び集っているようだ。

『TCG Card Shop Simulator』は、トレーディングカードショップを経営する作品だ。現在PC(Steam)向けに早期アクセス配信中で、ゲーム内は日本語表示に対応。Steamのユーザーレビューにて、本稿執筆時点で約3万9000件のうち96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得する人気作だ。

本作にてプレイヤーはショップのオーナーとなり、トレーディングカードや関連商品を仕入れて販売する。経営では商品の陳列からレジ打ちまでこなすこととなり、販売価格は市場の相場を参考にしたりしつつ設定が可能。そうして収益を上げたなら、陳列棚を追加して販売ラインナップを拡充し、店舗スペースを拡張したりしつつ、ビジネスを拡大させていく。またトレーディングカードのブースターパックは、プレイヤー自身で開封することも可能。客に売るだけではなく、カードをコレクションする要素も用意されているわけだ。さらに店内に対戦用のテーブルを設置してカードゲームの大会を開催できるものの、店にはときおり“不潔”な客も来訪する。消臭スプレーなどを活用して、店内の環境を清潔に保つ必要もある。

そんな本作に向け、8月23日にアップデートが配信された。今回のアップデートでは、カードのグレーディング(鑑定)が追加。グレーディングとはカードの真贋、そしてカードの状態などを測定し等級をつけるもので、高い等級がつけられたものはコレクション品として高い価値を有する。

グレーディングにあたっては、一度に最大8枚まで選択可能で、鑑定料金と所要時間はどのサービスを選択するかで変わる。そうして等級が付けられたカードは、通常のアルバムとは異なる、専用アルバムに収められ鑑賞が可能になる。また等級のついたカードの市場価格も確認可能となっている。

こうした新要素の追加もあってか、本作には再びプレイヤーが集っているようだ。SteamDBによれば、アップデート後はピーク時に約7800人のユーザーが本作をプレイ。ここ数か月ほどは2500人前後でプレイヤー数が推移していたため、これまでの3倍ほどとなるプレイヤーがアップデートを期に再びプレイしている格好だ。お気に入りのカードやレアカードを鑑定し、秘蔵のコレクションとすることもできるだろう。また等級が高いものはこれまでのカードの最高価格からさらに高額となることもある。自動パック開封装置の追加とともに、より収集要素が充実したといえる。

このほかアップデートではカードゲーム用の新プレイテーブルや新スタッフなども追加。各種バグ修正などもおこなわれている。詳細についてはパッチノート(英語)を参照されたい。

『TCG Card Shop Simulator』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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