カードショップ経営シム『TCG Card Shop Simulator』配信後すぐさま人気爆発。お店を“消臭”したりレアカードを開封して売ったり、「カードショップらしさ」満載で経営できると好評集まる


デベロッパーのOPNeon Gamesは9月15日、TCGショップ経営シム『TCG Card Shop Simulator』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作は早期アクセス配信開始後さっそく、本作は多くのプレイヤーを集め人気を博している。

『TCG Card Shop Simulator』はトレーディングカードショップ経営シムだ。プレイヤーはカードショップの経営者となり、お客を呼びながら店舗を経営する。カードを売り上げて利益を拡大し、ショップレベルを上げながら、店舗をより大きく、魅力的にしていくことを目指すのだ。

店舗ではカードの在庫を並べる棚を設置し、実際に入荷したカードパックを置いて販売することが可能。値段もプレイヤーがつけることができる。商品棚は自由にレイアウトすることができ、パックを置くシンプルな棚のほか、ガラスショーケースのようなものも存在。パックから排出されるレアカードを単体で販売することも可能だ。カードはその希少価値や人気度によって市場価格が変動するため、市場の価値を読みながら在庫を管理することも重要となる。

そして店内にはカードゲームの対戦スペースも設置可能。机と椅子を設置してプレイ料金を設定し、訪れた客に貸し出すこともできる。また、中には“不潔な”お客が訪れることもあり、消臭スプレーを直接吹きかけるといった乱暴な解決策などで臭いを抑えることができる。ルールとマナーとエチケットを守りながら楽しく対戦してもらいつつ、店内の環境も快適に保つのだ。


本作は9月15日の早期アクセス配信開始後さっそく好評を博しており、Steamユーザーレビューは本稿執筆時点で350件中96%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。SteamDBによると最大同時接続者数はピーク時で約9000人以上を超える盛況を見せている。レビューにおいても、TCGショップを経営するというコンセプトの独自性が高く評価されており、自由度とカスタマイズ性の高い店舗経営要素も好評を博しているようだ。そのほか、作中で販売するトレーディングカードをコレクションする楽しみも評価点のひとつとする声があがっている。

このほか、同じく一人称視点の小売店経営シムという点でゲームプレイが共通している『Supermarket Simulator』になぞらえるレビューもみられる。『Supermarket Simulator』と同じく、実況プレイでもさっそく人気となっている様子だ。また『TCG Card Shop Simulator』ではインタフェースや在庫発注の便利さ、商品の値段調整のしやすさなど経営面での快適性など、小売店経営シムとして遊びやすい点も評価ポイントとなっている。通貨を日本円にできる点も分かりやすいとして、日本語ユーザーからの好評に繋がっているようだ。

なお本作の早期アクセス期間は約1年を予定している。早期アクセス時点でも本作のコアとなるゲームプレイは実装されているほか、約2500枚以上のカードを実際に収集可能であるという。また本作は毎月1回以上の定期的なアップデートでの機能追加を予定。今後、難易度調整機能や作中のTCGを実際にプレイできるようになる要素も追加予定とのこと。また正式リリースの際には、価格が少し上昇することも予告されている。


本作の開発を手がけるOPNeon Gamesは過去にはiOS/Android向けに作品を多数リリース。その中には本作と同じくTCGショップを舞台としたタイクーン要素を持つ『TCG Card Shop Tycoon』シリーズも存在。同社にとってノウハウのあるTCGショップ経営というジャンルで、新たな作品を打ち出したかたちだ。Steam向けには本作が初めてのリリースとなるようだが、さっそく高い評価を獲得し、人気を博している。正式リリースに向けた今後の展開も注目されるところだろう。

『TCG Card Shop Simulator』はPC(Steam)にて早期アクセス配信中。価格は通常1500円のところ、9月23日までリリース記念セールとして10%オフの1350円で販売中。