ちょっと不思議な和風美少女ゲーム『タユタマ -Kiss on my Deity-』全年齢向けHD移植版発表、Switch/Steam向けに3月27日発売へ。フロンティアワークスの新ブランド「kawaiinium」第1弾

フロンティアワークスの新ゲームブランド「kawaiinium」は1月24日、『タユタマ -Kiss on my Deity-』HD対応移植版を発表した。

フロンティアワークスの新ゲームブランド「kawaiinium(カワイイニウム)」は1月24日、『タユタマ -Kiss on my Deity-』HD対応移植版を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch/PC(Steam)で、3月27日に発売予定。通常価格は税込5500円となっている。Steam版においても、日本語字幕および音声に対応予定とされている。また本作は、新たに立ち上げられたブランド「kawaiinium」の第一弾となっている。

『タユタマ -Kiss on my Deity-』は、国内の美少女ゲームメーカーLump of Sugarより2008年にリリースされた、18禁のPC用恋愛アドベンチャーゲームである。主人公の泉戸裕理は、八衢神社の一人息子だ。彼の通う学院では、グラウンド拡張工事により奇妙な遺跡が出土。泉戸裕理と友人たちは遺跡の扱いを間違えれば大変なことが起こるのではないかと危惧するが、遺跡が学術的に無価値と判断されたため、工事は予定通り進行する予定となっていた。

そこで主人公たちは学園に忍び込み、遺跡が破壊されても神様に失礼のないよう儀式をおこなう。儀式の結果、主人公は土地を守護する存在と遭遇し、少女ましろを託される。しかし、封じられていた太転依(たゆたい)なる物の怪たちも解き放たれてしまう。退魔の力をもつ主人公と4人の美少女たちの成長や未知との付き合い方を模索する物語が、ちょっと不思議な恋愛ADVとして描かれる。プレスリリースによると本作は2008年のリリース後、瞬く間に人気になったのだという。2009年にはXbox 360向けの全年齢移植版やテレビアニメも登場していた。なお記事執筆時点において、美少女ゲームやADVを中心にプレイヤーの評価が集まるサイト「ErogameScape -エロゲー批評空間-」では、データ数919件により中央値72/平均値70を獲得している。

『タユタマ -Kiss on my Deity-』HD対応移植版は、全年齢版にあたる移植タイトルとされている。移植にあたっては、Lump of Sugar監修のもと一部表現を修正し、幅広い世代に受けて再調整。グラフィックについてはHD化対応によって、オリジナルよりも高画質で遊べるようだ。HD化によって画面がより綺麗になった、全年齢向け移植版となるわけだ。

また本作は、フロンティアワークスによる新ゲームブランド「kawaiinium」の第1弾タイトルとなる。同ブランドは、日本が誇る美少女コンテンツを世界中へ届けるというコンセプトにより、懐かしい名作から新たなコンテンツまで、幅広く美少女コンテンツを発信予定。日本語から英語/繁体字/簡体字へのローカライズによって、世界中のユーザーへ美少女との邂逅を届けるそうだ。

『タユタマ -Kiss on my Deity-』HD対応移植版は、Nintendo Switch/PC(Steam)向けに3月27日配信予定だ。通常価格は税込5500円。数量限定のSteam豪華版は税込2万2000円となっており、Steamキーに加えて描き下ろしキャラファインアートボードや描き下ろし複製サイン色紙などが付属する。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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