オリジナルIPプロジェクト「たまんちゅ!」発表。元アカツキゲームスのクリエイターによる、沖縄美少女青春高校野球
89PRODUCEは8月9日、「たまんちゅ!」の始動を告知した。

89PRODUCEは8月9日、「たまんちゅ!」の始動を告知した。同社によるオリジナルIPプロジェクトとなっており、まずはnote上で小説の連載が開始されている。
89PRODUCEは、元アカツキゲームスの山口修平氏が代表を務める、プロデュースカンパニーである。同氏は、かつてエニックスやアカツキゲームスに所属していた人物だ。アカツキゲームスでは、野球型青春体験ゲーム『八月のシンデレラナイン』のプロデューサーを担当。11月27日にサービス終了予定の『トライブナイン』においては、統合プロデューサーを務めていた。
89PRODUCEは、そんな同氏が2025年5月に設立した会社だ。公式サイトによると、同社は言葉にできない想いや心に残る瞬間を、ゲーム・映像・音楽・イベントなど、さまざまな形で表現するのだという。同社自身での企画・制作や、パートナーとして想いを形にするお手伝いをしていくと謳っている。なお『トライブナイン』に関しては、小高和剛氏を含むクリエイターたちによる同人サークル「ねおねおんトライブ」が、webストーリーとしての物語の完結を目指している。プロデューサーを務めていた山口修平氏も、サークルのメンバーとして活動に参加しているそうだ。

今回発表された「たまんちゅ!」は、89PRODUCEによるオリジナルIPプロジェクトとなっている。沖縄を舞台に、「青春 × 美少女 × 高校野球」といったコンセプトの物語が描かれるという。始動発表にあわせて、note上での小説形式での物語連載がスタート。主人公の女子高生・玉城ありあが、葛藤や青春の痛みに向き合いながら、仲間とともに甲子園を目指す物語が、小説形式で繰り広げられるようだ。原作は山口修平氏。執筆は『八月のシンデレラナイン』や別名義で美少女ゲームに携わってきた泉遼平氏が担当している。「たまんちゅ!」は、『八月のシンデレラナイン』に携わってきたクリエイターたちによる、新たな女子野球ものIPとなるのだろう。
また同IPは「ファン共創型のクラフトIPプロジェクト」第1弾とされている。物語にはあらかじめ一定の道筋が用意されているものの、読者やファンの声に応じて、キャラクターの行動や選択、展開が少しずつ変化するという。そうした読者やファンのフィードバックを取り入れながらIPを育てていく点などから、ファン共創型のクラフトIPと称されているようだ。
オリジナルIPプロジェクト「たまんちゅ!」は、note上にてプロローグが掲載中となっている。