『黄金の太陽』などの影響受けるアクションRPG『タコの秘密』には、桜庭統氏が楽曲提供していた。かきならされる桜庭サウンド

インディーゲームスタジオのDeneosは7月10日、『タコの秘密』のKickstarterキャンペーンを開始。『黄金の太陽』シリーズなどで知られる作曲家、桜庭統氏が参加していることも明かされた。

インディーゲームスタジオのDeneosは7月10日、『Tako no Himitsu: Ocean of Secrets(タコの秘密)』のKickstarterキャンペーンを開始、本作のデモ版と最新トレイラーを公開した。その中で、本作では『黄金の太陽』シリーズなどで知られる作曲家、桜庭統氏が楽曲担当として参加していることも明かされた。対応予定プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch。

『Tako no Himitsu: Ocean of Secrets』は、ゲームボーイアドバンス調のグラフィックで描かれるアクションRPGだ。舞台となる世界では、かつて人間とタコとの種族の生き残りをかけた戦争が勃発。争いは解決し、タコは歴史から抹消され、世界には何世紀もの平和が続いていた。しかし、謎の組織「Temple of the Order」が台頭し、各地には影のようなモンスターが現れはじめた。プレイヤーは過去の真実を追い求め、世界を救う冒険にでる。

本作では、それぞれユニークな能力を持つ6人のキャラクターでパーティを組んで冒険することになる。フィールド上では操作キャラが変更可能。それぞれ異なるキャラクターのスキルを状況に応じて使い分けながら、リアルタイムで戦闘が行われる。また、敵を倒すと落とす共生の羽(symbiosis feathers)を集めることで、パーティの合体攻撃である共生攻撃を繰り出すことが可能だ。また冒険を進めていくと、魔法の力を持ったタコたちを仲間にすることができる。彼らは呪文を使うことができ、戦闘やフィールド上にあるエレメントを利用した謎解きの手助けをしてくれる。

本作は7月10日にKickstarterにてクラウドファンディングキャンペーンが開始。あわせてPC(Steam)にてデモ版の配布と新トレイラーが公開された。開発を手がけるのは、フランスに拠点を置くDeneos。ゲームボーイアドバンス調のビジュアルとクインテット作品のような古典的なRPGに影響を受けて制作されているとのことで、具体的なタイトル名として『黄金の太陽』シリーズや『ガイア幻想紀』、『天地創造』『ファイナルファンタジーVI』といった名前を挙げている。


そして新たに発表された内容では、本作のサウンドには同スタジオの過去作品である『助けてタコさん』を手掛けたMarc Antoine Archier氏のほかに、『黄金の太陽』などで有名な桜庭統氏、そして『天地創造』などで知られる曳地正則氏も実際に参加していることが明かされている。影響を受けているだけでなく、リスペクトしている作品の楽曲を手がけたクリエイターが本作に参加しているということになる。本作のサウンドトラックはSoundcloud上で試聴可能。桜庭氏、曳地氏の両名が手がけた楽曲も聞くことができる。

本作はクラウドファンディングキャンペーンを実施中。本稿執筆時点で、開始直後でありながらすでに目標額の半分ほどを到達しており、本作の注目度の高さがうかがえる。キャンペーンは8月10日午前5時まで支援を受け付けている。興味のある方は本作への支援を検討してみるとよいだろう。

『Tako no Himitsu: Ocean of Secrets』はPC(Steam)/Nintendo Switch向けにリリース予定だ。ゲーム内は日本語表示に対応予定。Kickstarter上ではクラウドファンディングキャンペーンがおこなわれており、現在支援者を受け付けている。

Jun Namba
Jun Namba

埼玉生まれBioWare育ちです。悪そうなやつはだいたいおま国でした。RPG全般が好きですが、下手の横好きでいろいろなジャンルに手を出しています。

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