ある新作セクシーゲーム、セクシーすぎて“日本産”と勘違いされる。開発元は「ヨーロッパ産です」と訂正しつつ、気持ちはわかると謎フォロー

Mass Creationは3月14日、『Swords & Slippers』を発表した。同作があるインフルエンサーに「日本産のゲーム」と勘違いされ、スタジオが直々に訂正する不思議な一幕があった。

ポーランドのデベロッパーのMass Creationは3月14日、『Swords & Slippers』を発表した。今回、同作があるインフルエンサーに「日本産のゲーム」と勘違いされ、Mass Creationが直々に訂正する不思議な一幕があった。とはいえ同スタジオは“勘違いされた理由”について何となく認識しているようだ。

『Swords & Slippers』は、ローグライトデッキ構築アクションゲームだ。グリム童話「白雪姫」を題材にしつつ、ダークかつセクシーにアレンジして描くという。主人公となるプリンセスは武器を手に反乱軍を率いて、邪悪な継母と戦うことになるそうだ。ハイテンポな戦闘のほか、ランダム性のあるローグライト要素が特徴になるとのこと。またビジュアルノベル的なデートシム風の要素の導入も検討されているという。

そんな本作を、JRPGやPlayStation向けゲームなどの情報を投稿する人気アカウントPure PlayStationがトレイラーの切り抜きとともに紹介。ただこの際に本作について、「日本発のローグライクアクションゲーム(A Japanese Roguelike action game)」と説明された。

先述したように本作を手がけるMass Creationはポーランドに拠点を置くスタジオだ。この投稿を受けて、同スタジオの公式Xアカウントはポストを引用。「日本で開発されているわけじゃない(Not made in Japan)」と訂正し、Mass Creationが西欧のスタジオであることを示した。

とはいえ同スタジオとしては、“日本発のゲーム”との勘違いが生じた理由も理解できると示している。Mass Creationが添付した画像は、男女カップルの男性がすれ違った魅力的な女性にうつつを抜かす様子を表すネットミーム画像だ。“魅力的な女性”の場所に『Swords & Slippers』の主人公の画像がコラージュされているところを見るに、本作の開発者はセクシーな表現が「日本発のゲーム」という勘違いの原因ではないかと考えている様子だ。


そんな『Swords & Slippers』のトレイラーでは、セクシャルな衣装をまとった主人公によるアクションシーンもさまざま見られる。胸部や臀部が物理演算で揺れる演出なども見られ、“後ろ姿”にもこだわって制作されている様子だ。またアニメ風の3Dグラフィックも特徴となっている。そうした演出は日本や韓国などアジア圏のゲームで多く見られる。セクシーあるいは美しい女性キャラクターが戦うゲームといえば、アジア発のゲームといったイメージも一部欧米ユーザーにはあるのだろう。

とはいえ発端となったポストを投じたPure PlayStationが『Swords & Slippers』を日本発のゲームと勘違いした理由は不明。ちなみに本作については国内メディアGame*Sparkが3月22日に報じており、注目を集めていた。先述したPure PlayStationの投稿は3月24日におこなわれており、先述したような作風のほか、Game*Sparkの紹介を見て、日本のゲームと勘違いした可能性はあるかもしれない。

いずれにせよ、本作を手がけるMass Creation はポーランドのスタジオだ。キャラクターデザインのほか、「白雪姫」をダークかつセクシーに新解釈するといった西欧ならではの切り口も見どころとなるだろう。続報にも注目したい。

『Swords & Slippers』はMass Creationにより開発中。Patreonにて支援者が募られており、支援者向けに今後開発過程も公開されていくそうだ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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