日常系アニメ世界没入ゲーム『Sushi Ben』Steam版9月18日配信へ。豪華声優陣や『はーとふる彼氏』作者携わる高評価ゲーム、“VRなし”でも遊べる

Big Brane Studiosは9月8日、『Sushi Ben』のPC(Steam)版を9月18日にリリースすると発表した。

デベロッパーのBig Brane Studiosは9月8日、『Sushi Ben』のPC(Steam)版を9月18日にリリースすると発表した。本作はもともとMeta QuestやPS VR2などに向けてリリースされたVR専用ゲーム。今回のSteam版ではVRを使用せず、通常のモニターでもプレイできるように変更された。

『Sushi Ben』は物語重視のアドベンチャーゲームだ。『はーとふる彼氏』などで知られる玻都もあ氏が脚本を手がけており、ゲーム内は日本語表示およびフルボイスに対応している。プレイヤーは海辺の町「琴吹町」に引っ越してきた主人公として、個性豊かなキャラクターたちと交流していく。

本作の舞台となる琴吹町はのどかな港町だ。しかし現在は都会の地上げ屋によって土地の買収が進められており、静かな暮らしがおびやかされている。主人公は窮地にある寿司屋を助けるため、町の人々と力を合わせて地上げ屋に立ち向かっていく。

ゲームプレイでは琴吹町を歩いて探索しつつ、物語を追っていく。またミニゲームも存在しており、釣りや弓道、卓球や幽霊退治など、さまざまなものが用意されている。プレイヤーはストーリーの流れでこうしたアクティビティをこなしたりしながら、町民の困りごとを解決していくことになる。

そんな本作には30名以上のキャラクターが登場。中田譲治さんや能登麻美子さん、たかはし智秋さんや子安光樹さんなど、人気声優陣によるフルボイス音声となっている。またキャラクターデザインの一部は漫画家/イラストレーターのラリアット氏が担当。作中では漫画をイメージした演出も挿入され、日本アニメのような世界観が特徴の作品となっている。

『Sushi Ben』はもともとVR専用ゲームとして各プラットフォーム向けに配信されていた作品だ。PSストアのユーザーレビューでは5点満点中4.73、Meta Questストアでは5点満点中4.6と高い評価を獲得。アニメ風のグラフィックやコメディを交えたストーリー、キャラクターの魅力などが好評を得た。

今回のSteam版では、新たに通常のモニターでのプレイに対応。VRモードでも遊べる両対応の仕様になっているという。また追加要素も実装されており、新たに4時間分のミニゲームが登場するほか、英語吹替音声にも対応するとのことだ。

本作を手がけるBig Brane Studiosは、DmawことKane Tyler氏とBrian Edward Hicks氏が運営するゲームスタジオだ。両氏はアメリカ在住だがスタジオは完全リモートで運営されているそうで、上述の通り本作の制作には日本人のクリエイターたちもかかわっている。本作『Sushi Ben』は同スタジオのデビュー作で、日常系アニメから着想を得て制作したそうだ。

『Sushi Ben』PC(Steam)版は、9月18日に配信予定だ。またVR版はPS5/Meta Quest/VIVEPORT/PICO向けに配信中。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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