不条理異世界サバイバルホラー『Post Trauma』10月29日配信へ。電車ごと異世界に迷い込んだおじさんが、異形のうごめく深淵を彷徨う
パブリッシャーのRaw Furyは8月22日、『Post Trauma』を10月29日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S。
『Post Trauma』はサバイバルホラーゲームだ。本作の主人公となるのは、Romanという名の鉄道車掌の中年男性。電車に乗っていたRomanは、いつの間にか怪物うごめく異空間に迷い込んでしまっていた。プレイヤーはRomanとして怪物から逃れ、元の世界に帰る手段を探してさまようことになる。
本作はホラーゲームの過去の名作たちより影響を受けており、古典的なゲームプレイと現代的なグラフィックが組み合わさった作品になるとのこと。謎解きなどをおこないながら、拳銃やショットガンといった銃器や、ハンマーなどの工具を武器として使い、怪物と戦っていくことになるようだ。道具を持ち歩ける数には限りがあり、チェストで整理しながらやりくりすることになる模様。
舞台となる世界は、現実世界がねじれた空間になっているという。現代風の建物に触手が張り巡らされていたり、奇妙なオブジェが存在したりと、現実とは似て非なる不気味な世界が描かれるようだ。ロケーションは複数用意されるとのことで、公開された映像では、日本語の表示がある地下鉄の駅のような場所や、石造りの建物のような場所が確認できる。ステージには多くのパズルが用意されており、先に進むためには忍耐と思考が必要になってくるという。
また、この奇妙な世界で生きのびようとしているのは、Romanだけではないという。異世界にはRomanに話しかけてくる謎の声らが存在。Romanは声と会話しながら異世界を奥まで進み、謎を解き明かしていくことになるという。異世界の成り立ちや怪物の目的、声の主らの正体などをめぐるストーリーが展開されるのだろう。そうしてRomanは多くの謎が待ち受ける世界で訳も分からず襲われながら、家族のもとに帰るため戦うことになるそうだ。
本作を手がけるRED SOUL GAMESはスペイン・バレンシアに拠点を置くインディースタジオだ。設立者のRoberto Serra Gascón氏は、商店経営RPG『Moonlighter』などで知られるDigital Sunにて、テクニカルアーティストを務めていた経験があるという。現在は独立しているようで、スタジオとしては本作『Post Trauma』がデビュー作になるとのことだ。
『Post Trauma』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに、10月29日配信予定だ。