マルチサバイバルホラー『SCP: Containment Breach Multiplayer』がSteamにて8月30日から有料化、今なら無料入手可能。チートなどへの対策として


Fusion Creators Studioは8月23日、Steamにて配信されている『SCP: Containment Breach Multiplayer』について、基本プレイ無料からゲーム買い切りの有料プレイに移行すると発表をした。有料となるのは日本時間の8月30日23時で、それまでは無料配信が継続。ライブラリに追加しておけば、有料化後も遊ぶことが可能となっている。

SCP: Containment Breach Multiplayerはシェアードワールド「SCP財団」の世界観のもと、地下研究所を舞台にしたマルチプレイサバイバルホラー。本作にはプレイヤー全員で協力して脱出を目指すCo-Opモードと、陣営に分かれてPvPが行われるBreachモードの二つのモードがある。Breachモードではプレイヤーそれぞれにロールが割り当てられ、脱出を目指す研究所職員や“使い捨て”のDクラス職員、出来る限り多くの職員を逃がす兵士、プレイヤーを全滅させるのが目標のSCPなど、ロールごとに異なる勝利条件が与えられる。

本作はSteamユーザーレビューにおいて本稿執筆現在、約2万3600件中85%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。2021年10月のリリース時には同時接続プレイヤー数3275人を記録した。2024年に入っても毎日ピーク時で400人前後と、同規模作品としてまずまずの人口を維持(SteamDB)。人気の根強さがうかがえる。


『SCP: Containment Breach Multiplayer』開発・運営元であるFusion Creators Studioは8月23日、本作を無料公開から有料に変更すると発表した。価格は2.99ドル(約430円)となる見込み。理由としては、チートやハッキングなどの迷惑行為への対処としている。これまでも本作ではたびたび、迷惑プレイヤーにはBANなどの処罰が行われてきた。しかし、BANされたプレイヤーが新しいSteamアカウントを作成、ふたたび迷惑行為に及ぶケースが発生しているのだという。そうした行為を防ぐため、有料化に踏み切ったのだそうだ。売上から得られた利益は本作のメンテナンスやアップデート、今後作られる新作の開発資金などに回されるという。

また、有料化の発表と同時に1週間の猶予期間がアナウンスされた。8月30日の有料化まで本作は無料公開が続けられ、ライブラリに追加することで8月30日以降も遊び続けることができる。本作に興味のある方は、今のうちに入手をするのがよさそうだ。また、すでに本作をライブラリに追加しているユーザーについても、有料版を購入する必要はないとのこと。


『SCP: Containment Breach Multiplayer』はPC(Steam)向けに配信中。8月30日まで無料となっている。有料化後は、2.99ドル(約430円)で販売予定だ。