ヒーロー対戦バトロワゲーム『SUPERVIVE』正式発表。4人チームでぶつかりあう、『LoL』×『Apex Legends』×『スマブラ』な見下ろし型アクション
パブリッシャーのネクソンおよびデベロッパーのTheorycraft Gamesは6月26日、ヒーロー対戦ゲーム『SUPERVIVE』を発表した。対応プラットフォームはPC。本作は2023年に『Project Loki』として発表されたタイトルであり、今回その正式名称が発表されたかたちとなる。本作は基本プレイ無料型のサービスになることが発表されている。
『SUPERVIVE』は、チーム制のヒーロー対戦ゲームだ。それぞれが個性豊かな「ハンター」と呼ばれるキャラクターを選択して4人1組でチームを組み、最後の1チームになるまでほかのチームと戦うことになる。ヒーローにはさまざまなキャラクターが用意され、パワーと装備を組み合わせて多彩なビルドを構築することも可能だ。
本作においては、ジャンプ、グライダー滑空中のZ軸を活用した空中戦闘が特徴となるようだ。ダイナミックで速いテンポとさまざまな環境要素を活用した“アクションサンドボックスバトル”になるとのこと。本作は見下ろし型視点が採用され、最大で10チーム、合計40人までが同時に対戦することになる。デュオと4vs4のデスマッチにも対応しているとのこと。ハンターは現在15名以上が用意されているとのことで、そのロールは大きく分けて近距離戦に特化したファイター、チームをサポートするプロテクター、エリア攻撃で空間をコントロールするコントローラーの3つに分けられる。それぞれに多彩なスキルが存在し、チーム内での役割を分担しながら、激しいバトルを展開することになる。
マップは多数の浮島で構成され、配置されたオブジェクトやグライダーなどを使って島から島へと移動しながら戦うことになる。移動中に攻撃を受けるなどして浮島から落下するとミスになる。また、戦闘中にミスしたチームメイトは、マッチ内で同じチームの仲間によって復活することが可能とのこと。戦闘エリアはバトルロイヤルゲームのように、プレイエリアを示す円が徐々に縮小していく。さまざまな環境とハンターを駆使しながら、最後の1チームになることを目指すのだ。
本作の開発元Theorycraft Gamesは、『League of Legends』や『VALORANT』『Overwatch』『Halo』『Destiny』『Apex Legends』といった人気ゲームの開発を率いた経歴をもつベテラン開発者らによって2020年12月に設立。共同設立者でCEOのJoe Tung氏は、BungieやRiot Gamesでエグゼクティブプロデューサーなどを歴任し、『Halo』シリーズや『League of Legends』を手がけた人物だ。
『SUPERVIVE』は2021年から欧州、およびび北米向けにプレイテストが実施されており、2023年6月には『Project Loki』としてアルファ版が発表されていた。ちなみにプレイテストでは参加者から「『League of Legends』と『Apex Legends』と『大乱闘スマッシュブラザーズ』を組み合わせたようなゲーム」といった表現が寄せられたそうで、開発元としてもそうした作品を目指して取り組まれていることが伝えられていた(関連記事)。
現在はフィードバックを元にコミュニティと共に開発が進められており、今回『SUPERVIVE』として本作のタイトルが正式発表されたかたちとなる。事前登録の受付が開始されており、登録者向けのプレイテストのほか、2024年内にはオープンベータテストも実施される見込みだ。なお本作の日本におけるパブリッシングを担当するのはネクソン。今後のサービス日程やゲーム関連情報はネクソンから順次公開予定となっている。
『SUPERVIVE』は、PC向けに開発中だ。