大人気スーパー経営シム『Supermarket Simulator』ついに正式リリース。新たにオンライン注文・配達業務も追加で、業務内容さらに広がる
Nokta Gamesは日本時間6月20日、『Supermarket Simulator』を正式にリリース。あわせて実施されたアップデートではオンライン注文要素などの新要素も加わり、業務内容のさらなる広がりを見せている。

デベロッパーのNokta Gamesは日本時間6月20日、経営シミュレーションゲーム『Supermarket Simulator』を正式にリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Supermarket Simulator』は、スーパーマーケットを経営するシミュレーションゲームである。プレイヤーはレジ打ち・商品補充・価格設定・清掃・万引き対策・配達・店内レイアウト変更といった、スーパーマーケット経営に関わるさまざまなことをこなして、事業の拡大を目指す。
本作は2024年2月に早期アクセス配信を開始。すぐさま人気に火が点き、2024年3月時点ではSteam同時接続プレイヤー数が5万人を超えるほどの大盛況となった。その後ブームは落ち着くものの、常に数千人規模のプレイヤー数を維持し続けていた。当初は半年程度と見込まれていた早期アクセス期間は約1年4ヶ月となったが、このたび満を持しての正式リリースを迎えたかたちだ。

正式リリースに伴うアップデートでは、新しくオンライン注文要素が加わった。オンラインで届く客からの注文を受け付け、必要な商品をまとめて配達する業務である。配達の際には自転車、原付バイク、乗用車、ピックアップトラックといったさまざまな乗り物を使い、マップに表示されている注文者のもとへ向かうことになる。ただし、スーパーマーケットによる配達であるためエリアはそれほど広くはない。迷子になる心配はあまりないだろう。
また、棚や商品などの見た目刷新や、照明といったグラフィック面の改善がおこなわれているほか、最適化や不具合修正、MacOS対応などのさまざまなアップデートもおこなわれたようだ。さらに、2025年中にはマルチプレイ対応と、PlayStationおよびXboxへの対応、DLC開発などもおこなわれる見込みで、これからもアップデートは続いていく模様だ。

本作では、これまでの早期アクセス期間中にもさまざまな要素が追加されてきた。壁や床のデザインや入口位置の変更といった店舗カスタマイズ、セルフレジ、店内BGM用の音楽プレイヤーとスピーカー、清掃業務、新しい商品カテゴリ野菜・果物類、万引き犯と警備員およびセキュリティ設備、ローカルマーケット(地域の卸売市場)での仕入れ、セール商品の設定……と、大きな追加要素に限ってもこれだけのボリュームがある。
なんとセルフレジで操作に困っている客を助ける業務まで存在する。正式リリースにおけるアップデートとあわせ、スーパーマーケット経営におけるあらゆる業務を体験できる、まさしく『Supermarket Simulator』となったわけだ。


そんな本作に寄せられているSteamユーザーレビューは、本稿執筆時点で約6万5500件、そのうち93%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作はレジ打ちや商品補充といった基本的な業務をおこなう小さな店舗経営に始まり、店舗の拡張に伴い業務も増えていく。とっつきやすさと、店舗が拡大していく成長感を兼ね備えた、やりがいある作業を楽しめる中毒性の高い作品だ。そんな業務に時間を忘れて取り組んでいるプレイヤーが多いようだ。
また、本作の作業感はYouTubeなどの動画配信サイト上での生配信と相性が良く、多くの配信者が視聴者との交流の傍らで業務に勤しんでいる。そうした配信が呼び水となって、新たなプレイヤーを獲得している面もあるのだろう。
『Supermarket Simulator』はPC(Steam)向けに配信中。現在セール中で、6月27日までの期間限定で定価の25%オフとなる税込1725円で購入可能だ。また、PlayStation版およびXbox版は2025年中にリリースされる見込みだ。