ミニカー屋経営・収集シム『Supercar Collection Simulator』さっそく大好評。経営そっちのけで自分で買ったりレースしたり、道楽商売OKゲーム

Kiki Gamesは4月15日、『Supercar Collection Simulator』を早期アクセス配信開始した。本作はさっそく高い評価を集めている。

Kiki Gamesは4月15日、『Supercar Collection Simulator』を早期アクセス配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく高い評価を集めている。

『Supercar Collection Simulator』は、ミニカーを販売する店舗経営と、ミニカーのコレクションができるシミュレーションゲームである。プレイヤーは店舗を自分好みにカスタマイズしつつ、棚に商品を陳列してお客に販売していく。なお、コレクション要素のある経営シミュレーションゲームとして『TCG Card Shop Simulator』を彷彿とさせるが、本作ではPvPレースや客NPCとのレースといった要素も存在。ミニカー屋ならではの経営体験ができるだろう。


ミニカー店の仕事はさまざま。商品陳列のほか、入荷やレジ打ち、家賃の支払い、店員の雇用なども必要となる。商品を売れば売るほどXPが溜まっていき、XPが一定値を超えると店がレベルアップ。店のレベルに応じて各種要素がアンロックされ、入荷できる商品が増えていく仕組みだ。また、商品として入荷できるミニカーパックは自分で開封することができ、ランダムに5つ封入されているミニカーをコレクションに加えることができる。獲得できるミニカーにはレアリティがあり、市場価格もまちまち。「神話級」の特定のミニカーを入手するといった実績もあるため、経営資金を自らのコレクションのために使いまくるのも一興だ。

また、店にはレース用のコースを設置できる。これは客同士の対戦に使ってもらえるほか、プレイヤー自身と客との対戦にも利用可能。レースは基本的に自動進行だが、速度アップや対戦相手を一時止めるなどの「スキルカード」を使う戦略性もある。ただしレース中も時間は刻一刻と過ぎていくため、店の経営そっちのけでレースに夢中になってしまうと、レジには会計待ちの長蛇の列ができてしまうため注意されたい。

そんな本作のSteamユーザーレビューは本稿執筆時点で120件、そのうち95%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得。類似の経営シミュレーションゲームも多く存在する中で、ミニカーという題材にしているという点が特徴として評価されている。コレクション要素の中毒性のほか、ミニカーでお客やほかのプレイヤーと対戦が可能な点も好評。また、ミニカーに対する懐かしさをおぼえる声が多く見られ、童心をくすぐるゲームとして評価を得ている様子だ。

ちなみに本作は日本語表示にも対応しているが、早期アクセス配信開始直後ということもあってか翻訳の品質はいま一歩というところ。ゲームを終了するメニューでは「おい、注意!」と呼びかけられるほか、設定画面ではマウス感度が「ねずみ」になっているなど、なんとも言えない日本語になっている。ゲームプレイにあまり支障はないが、今後の改善が期待されるところだ。早期アクセス期間は約1年ほどとなる見込みである。

本作を手がけたKiki Gamesはトルコに拠点を置くゲームスタジオ。過去には独自にデザインした衣服を取り扱う店舗経営シミュレーションゲーム『Clothing Store Simulator』をリリースしており、こちらも高い評価を獲得している。『Supercar Collection Simulator』は、同作でのノウハウが活かされた新作となるようだ。

『Supercar Collection Simulator』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中。現在はリリース記念セールを開催中で、定価の20%オフとなる税込1200円で購入可能だ。

Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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