物理演算・着ぐるみバイトゲーム『Super Mascot Star』正式発表。子供に夢を届けつつ人気者を目指す、“中”は見せちゃだめ

ゲーム開発者の山内氏は3月18日、『Super Mascot Star』を正式発表した。物理演算が採用された、遊園地マスコットキャラシムだ。

国内のゲーム開発者である山内氏は3月18日、『Super Mascot Star』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内インターフェイスは日本語表示に対応している。オンラインPvPと協力プレイにも対応予定とのこと。

『Super Mascot Star』は、物理演算を活用したシミュレーションゲームだ。本作においてプレイヤーはマスコット“おじさん”となり、遊園地に訪れた子供たちの人気者となることを目的とする。本作にはプレイヤー以外のマスコットキャラも存在し、プレイヤーは彼らと競い合いながら、子供たちからの「人気度」ランキングの上位を目指すこととなる。好感度や人気度は遊園地のマスコットとして適切に振る舞うことで上昇するようだ。


本作の着ぐるみたちは独特な物理演算でシミュレートされている。そのためプレイヤーはほかマスコットたちと衝突したり、転んでしまったりすることもあるようだ。ゲームプレイトレイラーでは着ぐるみの頭部が外れて、なかのオジサンが露わになり、子供たちが驚き逃げ惑う愉快な姿が映しだされている。またスクリーンショットでは、子供たちがマスコットの頭部をサッカーのように蹴りながら、遠ざかっていく子供たちをオジサンが項垂れて眺めるという哀愁漂う姿も確認することもできる。いずれにせよ、マスコットとして子供たちの夢を壊さないように細心の注意を払う必要がありそうだ。

また本作はプレイ可能なキャラクターとコスチュームを選択し、カスタマイズすることも可能。クマやトラ、コアラなど複数の動物がマスコットキャラクターとして用意されているようだ。なお山内氏のXによると、頭部が転がり落ちてしまった場合はほかキャラクターたちの頭部も装着可能。胴体がクマ、頭部がコアラと言ったようなマスコットキメラになることもできるようだ。

『Super Mascot Star』を手がけるのは、国内のゲーム開発者山内氏だ。同氏は過去にも独特な笑いを誘われるゲームを複数リリースしており、酔っ払いオヤジが家に帰る『Drunken way to Home』はSteamのユーザーレビューにおいて46件中89%を好評とする「好評」ステータスを獲得している(関連記事)。『Super Mascot Star』は、同氏のXアカウントを見る限り2024年頃より開発がスタートされたようだ。

『Super Mascot Star』は、PC(Steam)向けに配信予定。遊園地のマスコットおじさんとなってみたい人は、本作をウィッシュリストに加えてみてはいかがだろうか。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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