海洋オープンワールド『サブノーティカ2』の新情報、前作『サブノーティカ』内でこっそり披露か。謎の新生物の写真を収めた「タイムカプセル」

Image Credit: nomorefunnynumber on Reddit

Unknown Worldsが手がけた『サブノーティカ(Subnautica)』にて、開発中の新作『Subnautica 2』の新生物がサプライズ的に披露されているようだ。海外メディアEurogamerなどが伝えている。

『サブノーティカ』は2018年1月にリリースされた、海洋オープンワールドアドベンチャーゲームだ。本作の舞台は海に覆われた未知の海洋惑星。主人公の乗る大型宇宙船オーロラ号は不慮の事故によってこの星に墜落してしまう。主人公は脱出用ポッドで星に不時着し、広大な未知の海中世界を探索。惑星から脱出する方法を見出していくことになる。

本作にてプレイヤーは、海底で基地や潜水艦を作り、深海へと探索範囲を拡大。この星の謎や事故の原因、そして脱出への道筋が徐々に明らかになっていく。美しくも不気味な海洋惑星を巡るゲームプレイなどが高い評価を受ける人気作だ。


今回、そんな『サブノーティカ』にひっそりと開発中の新作『Subnautica 2』の情報が仕込まれていたことが報告され、コミュニティ内で注目を集めている。『サブノーティカ』では、クリア時にスクリーンショットやメッセージで思い出を伝える「タイムカプセル」を残すことが可能。タイムカプセルは公式サイトでのユーザー投票を経て、一定の好評(Upvotes)を獲得できればほかのプレイヤーのゲーム内で発見できるアイテムとなる。思い出をほかのプレイヤーに伝えられる、ゆるいオンライン要素となっているわけだ。そして最近になってゲーム内で不思議なタイプカプセルが発見され、コミュニティで話題を博している。


発見された不思議なタイムカプセルのうちのひとつでは虹色のヒレのようなものを収めたスクリーンショットと共に、“新種の生物(New thing)”ではないかとったメッセージが綴られている。メッセージには「#PEEPERSRULE」とのハッシュタグが記載されており、ユーザー間でシェアされることを見越したタイムカプセルかもしれない。

先述のとおりスクリーンショットはゲーム内で撮影されているはずながら、本作の本編にはこのような生物は存在しない。また公式サイトのタイムカプセル検索ページで「#PEEPERSRULE」と検索しても先述したタイムカプセルは投稿されていない。そのため、一連の新種生物を紹介するタイムカプセルは、ユーザーではなく公式が用意したとみられるわけだ。コミュニティでは開発中の新作『Subnautica 2』に登場する新生物のティザー告知ではないかとして、話材になっている。

なお、そうした謎のタイムカプセルが『サブノーティカ』内で発見されているものの、本稿執筆時点では特に公式からの“ネタばらし”はない。ただ公式Discordサーバーにてこのタイムカプセルについて訊かれた開発者のObraxisことScott MacDonald氏は「へえ、面白いね(Huh. Funny that.)」と回答。続けて「もっとあるかもね……(Wonder if there are more…)」と、同様のタイムカプセルが複数あることを示唆している。やはりユーザーらが推測するように、公式がひっそりと用意した『Subnautica 2』のティザー告知なのだろう。


その後、虹色のヒレをもつ生物の、身体の別の部分を収めたとみられるスクリーンショットを含む「#PEEPERSRULE」のハッシュタグ付きタイムカプセルも発見されている。長い目をもつ顔や、透明な胴体のような部分が確認可能だ。一連のタイムカプセルを見るに、「虹色のヒレと長い目と透明な体をもつ」新生物となるのかもしれない。一風変わったティザー告知となっており、今後も新作の情報を含むタイムカプセルが見つかるかどうかは注目されるところだろう。

なお『Subnautica 2』はオンラインマルチに対応予定で、数年間の継続アップデートがおこなわれる計画も明かされている(関連記事)。2024年内にリリースされる計画はないものの、今年中にさまざまな詳細情報も公開予定だそうだ。今回登場が示唆された新生物が正式にお披露目されるかも含めて、新情報の公開に期待したい。

『サブノーティカ』はPC(Steam/Epic Gamesストア)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに配信中だ。