身バレ回避・不穏日常SFゲーム『P.I.』Steamでお披露目。配信者連続殺人事件が起こる中、自宅紹介配信で起こる異変

Studio 非は12月10日、『P.I.』のSteamストアページを公開した。配信者連続殺人事件が巻き起こる中で、自宅を紹介するライブ配信者が主役となるゲームだ。

Studio 非は12月10日、『P.I.』のSteamストアページを公開した。ストアページ上には、動画やスクリーンショットが掲載されている。

『P.I.』は、配信者連続殺人事件が巷を騒がせる中で身バレしないように自宅紹介配信をする、ライブ配信をテーマにした短編日常SFゲームである。本作の舞台は、動画配信者を狙った連続殺人事件が発生している世界。動画配信中に殺害されたストリーマーもいたものの、未だ犯人は不明なのだという。

メインキャラクターとしては、自宅でライブ配信をおこなう女性配信者が登場するようだ。ある日彼女は、パートナーの帰りを待ちながら自宅の紹介配信をしていた。彼女は配信者連続殺人事件を気にして、身元特定に繋がらなさそうなものを映していく。しかし配信を続けていくうちに、徐々に異変が発生。配信者の視点から、異変が起こっていく日常の真相が描かれるそうだ。

ストリーマーとして活動する女性は、配信のコメントを確認にしながら自宅紹介配信をおこなう。動画を見る限り、本作でプレイヤーは自宅内を歩き回り、カメラでいろんなものを映していく。動画配信中に寄せられるコメントには、操作方法を教えてくれるモノも存在。本作ではコメントも参考しながら、配信を進めるのだろう。

また動画内には誰かがインターホンを鳴らしたり、特定しようと意気込む視聴者がいたり、廊下が血塗れになっていたりなど、不穏なシーンがいくつか登場している。本作では配信を進めていくうちに、おかしなことが発生するのだろう。ストアページによると、プレイ時間は15分から60分ほど。3D酔いが気になるプレイヤー向けに、カメラ揺れの設定オプションも用意されているそうだ。

本作は、Studio 非が制作している。公式サイトやストアページによると、Studio 非は4人のメンバーによるゲーム/プロトタイプスタジオだ。本作『P.I.』が同スタジオの1作目になるという。

公式サイト上には、本作と同名の『P.I.(Playable Introduction)』という作品が紹介されている。同作はある作家の自己紹介テキストの代わりとして制作されたゲーム。来場者は作家の家を舞台としたゲームをプレイすることで断片的な情報を獲得し、作家の素性に迫っていくのだという。Steamストアページと公式サイトでは説明が異なっているものの、本作をプレイしていくと作家の素性がわかるのかもしれない。

『P.I.』は、PC(Steam)向けに配信予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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