成り上がりストリーマー生活シム『Streamer Life Simulator 2』荒削りでも愛され模様で妙な人気。バイト生活から始まり、配信他人任せで仮想通貨に手を出したり混沌

Cheesecake Devは1月24日、『Streamer Life Simulator 2』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はバグやパフォーマンス上の課題を指摘されながらも、独自のコンセプトと明るいゲームプレイから、プレイヤーからの好評を得ている。

Cheesecake Devは1月24日、『Streamer Life Simulator 2』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はバグやパフォーマンス上の課題を指摘されながらも、独自のコンセプトと明るいゲームプレイから、プレイヤーからの好評を得ている。

『Streamer Life Simulator 2』は、ゼロから人気のインターネットストリーマーを目指す一人称シミュレーションゲーム『Streamer Life Simulator』の続編だ。本作でプレイヤーが操作することになるのは、仕事をやめ、一念発起した新米ストリーマー。配信で収益を上げ、ストリーマー稼業で大金持ちを目指すのだ。

本作にてプレイヤーは、小さい家にて低スペックなPCで配信をスタート。収益を得たらグラフィックボードやCPUを差し替えPCのスペックを上げたり、マイクや小道具を購入したりすることで、少しずつ配信環境をアップグレードしていく。配信中はジャンルごとに異なる操作が要求され、その操作次第で視聴者が増えていく。リズムに合わせて指定されたボタンを押すダンスや、状況に応じたカードを選択することで行動を決める雑談など、自分のやりたいジャンルの配信を決められるかたちだ。

配信だけで稼げないうちは、料理を自転車で目的地点まで運ぶフードデリバリーをこなすことで、時間と体力を削って確実にお金を稼ぐことが可能だ。貧乏なうちは、配信以外のアクティビティもこなして効率的にお金を稼ぐのもよいだろう。ある程度収益を得たら、従業員を雇って配信を代理してもらうことも可能。経営シムで従業員を雇えるシステムのように、配信を人任せにすることも可能なわけだ。

稼いだお金は配信環境のアップグレード以外にも、車や家の購入に充てることができる。車は快適なマップの移動。家は大きくすると、さらに従業員を雇えるようになるなどのメリットもあるため、大金を使って購入するのも人気配信者となるひとつの手段だ。また、元手を使って配信以外の収益源を手にすることができる。インターネットから仮想通貨の売買や、ハイスペックなPCを使ってマイニングすることが可能。お金を使ってさらなる収益を得ることもできるのだ。

『Streamer Life Simulator 2』を手がけているのはデベロッパーのCheesecake Dev。過去にネットカフェを経営する『Internet Cafe Simulator』やPCの修理で稼ぐ『Computer Repair Shop』など、数々の一人称視点のシミュレーションゲームを手がけている。前作となる『Streamer Life Simulator』は、本稿執筆時点でのSteamユーザーレビューでは約6500件中79%が好評の「やや好評」ステータスを獲得している。ほかの作品も含めて、バグやパフォーマンス上の問題を指摘されつつも、珍しいコンセプトや気の抜けた明るいゲームプレイなどの持ち味が一定の評価を受けてきた。本作はそんな同社の新作かつ、『Streamer Life Simulator』の続編として、1月24日に早期アクセス配信が開始された。

本作はリリース直後からプレイヤー数がじわじわと増加。ピーク時のSteam同時接続者数は3700人を突破するなど、上々な人気だ(SteamDB)。また、本稿執筆時点でのSteamユーザーレビューでは、約470件中80%が好評の「非常に好評」ステータスを獲得。前作以上に幅広くなった配信の種類をはじめ、コンテンツ量などが好評を博している。

しかし、Cheesecake Devの他作品と同じようにバグやパフォーマンスの問題もあり、レビューでは「バグまで楽しめるかどうか」が評価を分けているようだ。バグの一部には、ラグドール中にキャラが変形するものや、雇ったストリーマーが言うことを聞いてくれないなどの、思わず笑ってしまうようなバグも存在。ただこれらのバグを指摘しながらも、作品は楽しいから好評といったレビューもある。また、Cheesecake Devはこれらの報告を受け止め、早急にバグの修正を行っている。こういった取り組みも高評価に繋がっているだろう。

本作の早期アクセス配信は、少なくとも1年間を予定している模様。早期アクセス期間内は、プレイヤーのフィードバックを受け入れつつ、コンテンツの実装と改善を行っていくようだ。正式リリース版では、配信システムの数が増え、中身自体も拡充されたり、マップ上でランダムに発生するイベントも増えるという。こういった新しいシステムに加え、既存のシステムの詳細化にも取り組む予定だという。また、今後のアップデートによって、段階的な価格の上昇も予定しているようだ。

『Streamer Life Simulator 2』は、PC(Steam)向けに配信中。リリース記念セールとして2月7日まで定価である税込1200円から15%オフの税込1020円で販売中だ。また、同期間Cheesecake Devの他の作品もセール中となっている。

Tamio Kimura
Tamio Kimura

エンタメ大好き系ゲーマー。COOPゲームが大好き、クライム系だったらなおよし。

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