職場乱闘アクション『Stick It to the Stickman』、「圧倒的好評」のロケットスタート。肉体ひとつで成り上がるパワー系出世街道
Devolver Digitalは8月19日、『Stick It to the Stickman』の早期アクセス配信を開始。本作は会社を舞台に乱闘を繰り広げる物理演算ベースのアクションゲームだ。

パブリッシャーのDevolver Digitalは8月19日、『Stick It to the Stickman』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語に対応している。本作はさっそく、Steamユーザーレビューにて「圧倒的に好評」ステータスを獲得する人気の高まりを見せている。
『Stick It to the Stickman』は、あらゆる会社を舞台に乱闘を繰り広げる物理演算ベースのアクションゲームだ。本作の主人公は、新人社員としてとある会社に入社することとなった、元飲んだくれの青い棒人間。プレイヤーは青い棒人間を操作し、他の社員や役職持ちを拳で打ち倒すことで、出世街道を突き進むのだ。

本作では、社員たちとの乱闘の中で、約数百種類ある技を取得することができる。あらゆる技を組み合わせることで、さまざまなコンボを試すことも可能だ。また、刀や銃、チェーンソーやホッチキスなどの武器も登場。多種多様な戦い方で会社員たちを蹴散らすことができるのだ。
あらゆる社員たちを倒した果てには、強大な力を持つCEOが立ちはだかる。CEOを倒すことができればその会社の経営権を獲得。会社を手に入れ、CEOとなるとお次は株主の言うことを聞きながら会社の拡大を目指していくこととなる。会社の拡大とCEOとしての威厳を示すため、車の強奪やデモ隊の鎮圧、建築検査官の誘拐など、法的に“ちょっとグレー”な仕事をこなし、他の会社のCEOたちと戦っていくのだ。

『Stick It to the Stickman』の開発を手がけるのは、南アフリカ・ケープタウンを拠点とするインディースタジオFree Lives。過去作として、『Broforce』、『Anger Foot』などをリリース。過激でコミカルな作風を特色としているインディースタジオだ。本作は2021年より、Itch.ioにてプロトタイプ版がリリース。2022年にはSteam版のリリースが発表された。そこから約3年の歳月を経て、ついに早期アクセス版がリリースされたかたちとなる。
本作は本稿執筆時点のSteamユーザーレビューにて、約550件中97%が好評の「圧倒的好評」ステータスを獲得している。物理演算をベースとした、なめらかかつカオスな格闘アクションや、会社員を倒していくというコメディ要素が満載のストーリーはユーザーからも高い評価を受けているようだ。加えて、本作の定価が580円というところも評価を上げている所以だ。
また、レビューでは、2021年リリースのプロトタイプ版からのユーザーや2022年のSteam版リリース発表時から本作のリリースを待ち続けていたユーザーも多く見られた。長年かけて待ち続けてきた作品がクオリティを上げ、リリースされたことに対する喜びも本作の高評価を後押ししているだろう。

本作の早期アクセス期間は約1年間を予定している模様。早期アクセス期間内は毎月大型アップデートを行う予定だという。アップデートでは、製造部門、マーケティング部門、サイエンスセンター、終末用防空壕などあらゆるステージの追加や、会社の拡大計画を追加すると発表している。追加コンテンツでは、異なるゲームプレイが楽しめるようになっており、コンテンツを攻略することでストーリーも進む予定だ。なお、正式リリース時には定価の値上げを予定しているようだ。
『Stick It to the Stickman』は、PC(Steam)向けに配信中だ。