怪獣撃退ドット絵シューティング『ULTRA0(ウルトラゼロ)』発表。やさしく遊びやすい、少女たちの疑似3Dバトル

個人開発者のPeng氏は10月28日、『ULTRA0(ウルトラゼロ)』を発表した。2026年上半期にリリース予定。

個人開発者のPeng氏は10月28日、『ULTRA0(ウルトラゼロ)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2026年上半期にリリース予定。発表にあわせて、ストアページやPVなどが公開されている。

『ULTRA0』は、怪獣の能力を活用した最新兵器を使って少女たちが戦う、擬似3Dシューティングゲームである。本作の舞台となるN国には、10年前にはじめて怪獣が出現。N国は怪獣の侵略に対して抵抗を続けていたが、長い戦いによって多くの国民が命を落としていた。現在、N国の主戦力は残された少女たちとなっていた。本作のメインキャラクターであるしろがねは、激戦区のエリア81に所属する。彼女は卓越した戦闘能力をもち、怪獣の脅威から何度も仲間を救ってきたのだという。本作で彼女は、未知の大怪獣討伐を命じられ、戦場へ踏み入れる。迫りくる怪獣に抗う少女たちの戦いが繰り広げられる。

戦士しろがねは、怪獣の能力を使った最新兵器や、救援物資のアイテムを活用して、怪獣を撃退していく。本作は、かんたん操作の擬似3Dシューティングゲームと謳われている。プレイヤーは少女たちを操作して、画面奥から迫ってくる敵の攻撃を回避。照準をあわせるだけで自動的に発動する攻撃や、強力なボム、スキルなどを活用して怪獣を殲滅するのだろう。

戦いの中では、強化アイテムが出現も出現。クールタイムに関わるクーラーや、連射速度アップのバレット、照準関連の強化をおこなうエイムなど、好みのアイテムを選んでキャラクターを強化していける。運がよければ、アイテムの効果が2倍/3倍になることもあるそうだ。

また本作では、疑似3Dのゲームプレイとともにストーリーも展開されていく。シューティングパートでは、スマートフォン経由で仲間からのメッセージが届き、戦闘中にも会話がおこなわれる。ビジュアルノベルパートでは、よりストーリーにフォーカスした展開が待っているという。公開された動画では、動くドット絵によってキャラクターが描かれている点も確認できる。そうしたドット絵のグラフィックや、章ごとに異なる主人公が登場する点も特徴だろう。

本作は、個人開発者のPeng氏によるPenGamesが手がけている。同氏の過去作としては、2025年1月に高難易度の精密2Dアクション『MOMIBOSU(モミボス)』をリリース。記事執筆時点では、Steamのユーザーレビュー53件中92%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。同作ではステージ/ボスともに歯ごたえのあるアクションや、高難易度ながら素早くリトライできる点などが評価に繋がっていたようだ。

本作『ULTRA0』は、そんなPeng氏による新作となる。前作は高難易度と謳いつつも、ゲームスピードを変更するオプションなど幅広いプレイヤーへ向けた機能も用意されていた。今作は初心者歓迎の疑似3Dシューティングなどとされており、かんたん操作で遊びやすい内容になっているようだ。

ULTRA0』は、PC(Steam)向けに2026年上半期リリース予定だ。また本作は11月9日に開催予定の「東京ゲームダンジョン10」に体験版が出展予定。会場ではゲーム序盤がプレイできるそうだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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