“実寸大スケール”宇宙ストラテジー『Stellar Reach』10月8日配信へ。業界のベテランが放つ「開発期間10年以上」の野心作

Stelleasは8月11日、『Stellar Reach』を10月8日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

デベロッパーのStelleasは8月11日、『Stellar Reach』を10月8日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は14年以上の業界経験をもつJames Miller氏によるソロプロジェクトだ。

『Stellar Reach』は宇宙ストラテジーゲームだ。辺境の恒星系へと進出することができるようになった時代で、プレイヤーは銀河の覇権争いを繰り広げる8つの派閥のうち1つを操作。ゲーム内で描かれる宇宙は“実寸大スケール”だそうで、陣営の勝利を目指して自由に開拓を進めていく。

各恒星の周りには複数の惑星が周回しており、それぞれ探索によって開拓・植民地化していくことが可能。また本作には3つの勝利ルートが用意されている。圧倒的な軍事力によって他の勢力を征服したり、文化と政治をもって国民に豊かな暮らしを提供したり、もしくは先進技術やインフラによって産業大国を目指したりすることができる。効率的に勝利へのルートを進むためには、優先順位や相乗効果を意識しながら、異なる6つの技術ツリーを戦略的に開放していく必要があるようだ。

本作は6月に最初の発表がおこなわれ、このたび10月8日に発売されることが決定した。本作を手がけるStelleasは、ゲーム開発者のJames Miller氏による個人デベロッパー。プレスリリースによるとMiller氏は14年以上の業界経験をもつベテランで、過去にはUbisoftやCreative Assemblyなどの大手ゲーム会社にてAAAタイトルの制作に携わってきたという人物だ。本作は開発開始からすでに10年以上が経過しているといい、同氏初のインディータイトルとしてついに発売を迎える。

なお本作のようなタイトルは、「eXplore(探検)」「eXpand(拡張)」「eXploit(開発)」「eXterminate(殲滅)」という4つの構成要素のXをとって「4Xストラテジー」とも呼ばれる。本作と同様に宇宙をテーマにした4Xストラテジーゲームとしては、Paradox Interactiveの『Stellaris』が人気を博している。競合作品もあるなか、10年という開発期間を経て送り出される本作『Stellar Reach』は、新たな宇宙4Xストラテジーゲームとしても注目されるところだろう。

『Stellar Reach』はPC(Steam)向けに10月8日発売予定。なお、本稿執筆時点のストアページによれば日本語表示に対応していない。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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