旅と日常が交差するファンタジーRPG『ステラソラ』発表。Yostarの手がける新作はお手軽アクションアドベンチャー

Yostarは12月18日、『ステラソラ』を発表した。同作は正式リリースに向けて鋭意開発中。対応プラットフォームやリリース時期については明かされていない。発表にあわせて、ティザーPVおよび公式X（旧Twitter）アカウントが公開中だ。

『ステラソラ』はYostarが手がける、旅と日常が交差するファンタジーRPGである。まず公開されたティザーPV内では、アニメ調で描かれた数名のキャラクターや、謎のチェス盤などが登場。終盤のシーンでは、「お帰りなさい。魔王さん─」と呼びかける声も確認できる。

公開された公式サイトによると、本作の舞台は四方を海に囲まれた十字形の大陸・ノヴァだ。同大陸の各地には、「星ノ塔」と呼ばれる巨大な塔が立っており、塔の存在が大陸に多くの文明をもたらした。さらに星ノ塔へ入って不思議な品「神器」を手にしてくる者たちは巡遊者と呼ばれ、大陸では職業として成立しているのだという。本作の主人公魔王は、星ノ塔で眠っていた謎多き人物だ。何もわからない中、なくした記憶の手がかりをもとめて、ギルド「空白旅団」のメンバーと共に星の塔を巡る旅に出るという。

空白旅団の所属メンバーとしては、ムードメーカーのセイナ、チャットでは饒舌なコハク、慎重な性格で頭脳担当のアヤメなどが登場。ほかにも不良グループ「ウィンドアッシュ」の総長ミネルバや、家事代行サービス「谷風家政」のナノハ、「レッドアイズ・エンターテインメント」所属の魔女（記者）ミスティといったキャラクターも紹介されている。

またシステムの詳細については不明であるものの、海外向けの発表ではトップダウンのライトアクションアドベンチャー（Stella Sora is a top-down, light-action adventure game）と表現されている。公開されたゲームプレイトレイラーでも、見下ろしアクション風の画面や、3人のキャラクターが並んだ編成画面、ノベルゲーム風のストーリーパートなどが確認できる。本作では、アクション要素を含むゲームプレイが展開されるのだろう。

また英語では、本作をYostarが開発していると表現されている。Yostarは、『ブルーアーカイブ』『アークナイツ』『アズールレーン』『雀魂』といった作品の国内向け展開などに携わっているゲーム関連会社だ。直近では他社開発タイトルのローカライズやパブリッシングなどを手がけてきた。

同社の公式サイトでは、2024年8月に新規モバイルゲーム開発チーム発足と、コアメンバーとして参加するディレクター候補の募集を告知。自社タイトル展開に向けた動きを見せていた。はっきりした情報は日本向けの発表を待ちたいところであるが、本作はYostar自身が開発するタイトルなのかもしれない。

『ステラソラ』は、正式リリースに向けて開発中。また公式サイトなどでは事前登録も開始されている。

【UPDATE 2024/12/18 12:26】
公式サイト公開にともない、本作についての説明を追記