車工場経営ゲーム『Car Manufacture』課題ありつつもかなり人気スタート。どんどん複雑になる生産ラインを効率化、自動車を作りまくって売りさばく中毒性


パブリッシャーのPlayWayは8月2日、STEREO GAMESが手がける『Car Manufacture』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく多くのプレイヤーを集めており、バグの多さなど課題を指摘する声もありつつも賑わいを見せている。

『Car Manufacture』は自動車工場経営シミュレーションゲームだ。プレイヤーは20世紀初頭ごろの自動車会社の経営者となり、製造から販売までを手がける。生産ラインやショールームを建設し、新車を開発しながら会社を拡大していく。


ゲームプレイでは、会社の敷地内に建物を建設し、車の製造をおこなっていくことになる。車にはエンジンや電気系、シャーシやフェンダーなどさまざまな部品が存在。メカニックを雇い、組み立てをおこなっていく。ゲーム当初はそれぞれのメカニックが車をイチから組み立てる方式となるが、研究を進めることでベルトコンベア方式の生産ラインを導入可能。徐々に複雑かつ効率的なラインを設計できるようになる。また車のパーツも当初は外部に発注するかたちとなるが、会社を発展させることで自社で製造できるようになる。

完成した車は駐車スペースに保管され、販売員が訪れた客にセールスをおこなう。販売価格は自由に設定することができ、利益率を変更可能。人気がある車なら高めの価格でも売れるものの、古いモデルの車は徐々に人気が下がっていく。プロモーションを打ったりして既存の車の人気を維持しつつ、技術者たちに研究をおこなわせ新車を投入。研究・製造・販売のサイクルを回し、利益を上げて会社を発展させていく。


本作は8月2日にSteamにて早期アクセス配信が開始された。配信されるとまもなく多くのプレイヤーを集め、同時接続プレイヤー数はピーク時には連日2000人以上を記録している(SteamDB)。またユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約280件中78%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得。車の製造や販売をおこなう特徴的なテーマやゲームプレイ部分などが好評を得ている。

またSteamScoutによると、50件以上のレビューのプレイ時間が20時間以上となっている。早期アクセス配信が始まってからそれほど経っていないものの、長めのプレイ時間のレビューが散見される。レビュー内容でも「時間が溶けた」とするものが複数見られ、早速没頭しているプレイヤーもいるようだ。

一方で、早期アクセス配信が始まったばかりということもあり、バグの多さや最適化不足を課題として指摘する声も複数見られる。人気など、ゲーム内のいくつかの要素が正常に動作していない可能性を指摘する報告も存在。一方で、指摘されたうちのいくつかの不具合についてはさっそくパッチが配信されており、開発元がまずは課題の解消に努めていることがうかがえる。今後の発展が期待されるところだ。


ちなみに本作の早期アクセス配信期間は1年ほどを予定。現時点ですでに、ゲームの主要なメカニクスは実装されているとのこと。今後はバランス調整やバグの修正をおこないながら、追加コンテンツを作成していく予定という。正式リリース時には価格を上昇させる予定もあるそうだ。

『Car Manufacture』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。価格は税込2300円。また現在リリース記念セールがおこなわれており、8月16日まで10%オフとなる税込2070円で購入可能だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。