Steam新作無料デモ配信イベント「Steam Nextフェス」開幕、注目作を紹介。旧ソ連MMOFPS、最大1000人オンライン中世戦争、“アヒルタルコフ”など多彩
Steamにて6月10日、「Steam Nextフェス 2025年6月エディション」が開始された。同時接続プレイヤー数や好評レビューの多いタイトルなどを中心に、注目作を紹介していく。

Steamにて6月10日、「Steam Nextフェス 2025年6月エディション」が開始された。PC向け新作ゲームの体験版が一斉に配信される恒例のイベントだ。実施期間は日本時間6月17日午前2時まで。本稿では配信中の体験版の中から、特に同時接続プレイヤー数や好評レビューの多いタイトルなどを中心に、注目作を紹介していく。
『PIONER』
・旧ソ連の建造物が残された異世界の島を舞台とするオープンワールドMMOFPS。ストーリークエストや派閥ごとのミッションといったPvE要素のほか、Shadowlandsと呼ばれるPvPエリアでは脱出型シューターのゲームプレイを楽しめる。飢えなどの要素もある、ハードコアでリアルな作風も特徴だ。
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『Dead as Disco』
・音楽とマーシャルアーツを融合させた「Beat Kune Do」を駆使して戦うアクションゲーム。攻撃や回避を音楽にあわせておこなうスタイリッシュな戦闘が持ち味だ。デモ版ではチュートリアルや試遊版ストーリーミッションのほか、無限に続くウェーブ制のアリーナバトルを楽しめる。
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『Vindictus: Defying Fate』
・『マビノギ英雄伝』をベースとする3DアクションRPG。美麗なグラフィックが持ち味となっているほか、ジャスト回避やカウンターなどを駆使して戦う、手応えのある戦闘アクションが特徴。
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『ラタタン(Ratatan)』
・『パタポン』の精神的後継作として開発中の、協力型リズムローグライクアクションゲームだ。最大4人プレイに対応。コブンたちを引き連れて、BGMのリズムに乗りながら悪者たちを蹴散らしていく。なお製品版は7月25日に早期アクセス配信開始予定だ(関連記事)。
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『エスケープ フロム ダッコフ』
・アヒルが主役のシングルプレイ見下ろし型脱出シューター。広大なマップを探索し、物資を漁ったりタスクをこなしたりしながら生還を目指す、『Escape from Tarkov』の影響が色濃く見られるゲームサイクルとなっている。持ち帰った物資で拠点となる地下室に武器庫や医療施設、ジムなどを作成することが可能だ。
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『Backseat Drivers』
・おばあちゃんと孫がオンボロな車でのドライブを試みる、2人プレイ協力運転ゲーム。座高が低すぎるおばあちゃんは、ハンドルから上を見ることができない。そこで後部座席の孫が前方の状況をおばあちゃんに教えて安全運転を目指すのだ。ただ年季の入った車の運転時にはトラブルだらけ。物理演算ベースの混沌としたゲームプレイが特徴となる。
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『BALL x PIT』
・ブロック崩しとローグライク要素が融合したゲーム。画面上部からプレイヤーのいる下部へと進行してくる敵を、ブロック崩しの容量でボールをぶつけて撃退。レベルアップでさまざまな効果をもつボールやパッシブスキルを獲得しながら攻略を進めていく。
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『魔法少女ノ魔女裁判 死遊体験版』
・「魔女」の可能性があると認定された少女たちが収監された絶海の孤島を舞台とするミステリーADVゲーム。あるときこの島では殺人事件が発生。証言や証拠を集め、「魔女裁判」で処刑すべき魔女をあぶり出すことを目指す。なお製品版は7月に発売予定だ。
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『CloverPit』
・何者かに閉じ込められた独房にて繰り広げられるローグライク・スロットマシンゲーム。スロットマシンを10回プレイするなかで、身代金の金額以上を稼がなければならない。なお貯めたお金で、さまざまな効果をもつアイテムを購入可能。アイテム間にはシナジーもあり、運だけでなく戦略も重要だ。
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『Morbid Metal』
・スピーディーなアクションと精細なグラフィックが持ち味のローグライト3Dアクションゲーム。別のキャラに瞬時に切り替えが可能な点が特徴であり、複数のキャラの攻撃とアビリティを活用しながら敵にコンボを叩き込める。キャラを成長させながら自動生成のステージを進むことになるが、死ねば初めからやり直しとなる。なお製品版は8月21日に発売予定だ。
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『Anvil Empires』
・最大1000人のプレイヤーが参加可能なオンライン中世戦争ゲーム。オープンワールドなサンドボックス環境が用意されており、プレイヤーがそれぞれ農業や狩猟、畜産、交易などをこなして村を都市へと発展させていく。そして戦争においては戦闘への参加だけではなく、兵站も確立しながら戦力を整えることが重要となる。そうして製品版では数週間にわたる大規模戦が繰り広げられるという。
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『Dispatch』
・スーパーヒーローの派遣センターにて、ヒーローではなく「ヒーローの派遣担当者」として働くゲーム。緊急事態が発生中の現場にヒーローを派遣したり、元スーパーヴィランたちのリハビリを担当したりといった仕事をこなすことになる。なお主人公は過去に宿敵との戦いでメカスーツを破壊されてヒーロー活動を休止しており、メカスーツを再建して宿敵への復讐のチャンスをうかがうことも目的となる。
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「Steam Nextフェス 2025年6月エディション」は、6月17日午前2時まで開催中だ。特設サイトでは、ゲームジャンルなどに基づいて配信タイトルを調べることも可能。気に入ったタイトルがあればウィッシュリストに登録しておくといいだろう。