Steamの期待の新作体験版が大量に遊べる「Steam Nextフェス」スタート。ドラゴン娘育成ゲームやクトゥルフカフェADVなど、国内作品も多彩な顔ぶれ

Valveは2月25日、Steamにて「Steam Nextフェス:2025年2月エディション」を開始した。今回は多数の体験版の中から、国内作品を中心に一部ピックアップして紹介していこう。

Valveは2月25日、Steamにて「Steam Nextフェス:2025年2月エディション」を開始した。開催期間は日本時間で3月4日午前3時まで。同イベントには、記事執筆時点で期間限定を含む体験版が2100作品以上参加しており、ゲームプレイの一端などに触れられるようになっている。今回はそんな多数の体験版の中から、国内作品を中心に一部ピックアップして紹介していこう。

『DRAPLINE』
お肉から村人まで、なんでも食べちゃうドラゴン娘を最強に育てて、1年後に迫る世界の終わりを阻止するドラゴン娘育成ローグライト。神竜であるドラゴン娘は生まれたてのピュアな存在なので、育成次第で外見や性格も変化し、さまざまなエンディングへ分岐していく。『被虐のノエル』などを手がけてきた個人開発ゲームクリエイター・カナヲ氏による新作。
・PC(Steam)向けに、2025年春早期アクセス配信開始予定。
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『DRAPLINE』

『Guns Undarkness』
大規模な核戦争が起こった世界で、民間軍事会社の一員として難局に立ち向かう、近未来コマンドバトルJRPG。人類を革新させられるかは、プレイヤーの行動次第だという。戦闘はターン制のコマンドバトルで、銃のカテゴリーと防御スーツ間に相性が存在。カバー状態からの敵を撃つと総攻撃チャンスが発生するシステムも搭載されている。『ペルソナ』シリーズに音楽などで携わってきたクリエイター目黒将司氏が、ゲームデザイン/音楽/開発を手がけている。
・PC(Steam)向けに2025年春リリース早期アクセス配信開始予定。
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『Rise of Rebellion~地罰上らば竜の降る~』
戦闘時の操作による戦略性や手に汗握る緊張感を追求したという、1人プレイ専用の3DアクションRPG。主人公は使いすぎると神の怒りに触れる「メイ」を使った技や、方向入力をともなう防御行動などで戦いを繰り広げる。開発者のHytacka氏は「世界一面白いアクションRPG」の制作を人生の目標としており、本作は当初『地罰上らば竜の降る』のタイトルで制作されていた。2023年当時の体験版から、かなりブラッシュアップがおこなわれてきたようだ。
・製品版は、PC(Steam)向けに2025年春リリース予定。
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『Nitro Express』
東京都特別行政区・内瀞市警察の対コンパニオン専用部隊「例外車両処理班」の一員として、銃火器で暴走ドローンと戦う2D サイドビュー・ガンアクション。本作の東京では、自立型ドローンがコンパニオンと呼ばれ、すっかり日常に溶け込んでいた。そんなある日、軍用コンパニオンの暴走事件が発生し、例外車両処理班の出動となる。弾薬は無制限で、宅配サービスドローンの撃墜も可能。ドット絵で描かれた美麗な大都市で、派手な銃撃戦が繰り広げられる。
・製品版は、PC(Steam)向けに2025年春リリース予定。
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『Nitro Express』
『Pastel☆Parade』

『Pastel☆Parade』
ポップでキュートな音楽とイラストで彩られた、簡単操作の爽快リズムゲーム。1プレイ1分程度で、タイミングにあわせてテンポよくボタンを押すだけ。操作にあわせてゲーム内でキャラクターが動き、失敗しても楽しいモーションがみられるという。体験版では4曲+αがプレイ可能とされており、製品版とは違う短編ストーリーが展開される。
・製品版は、PC(Steam)向けに2025年春配信予定。
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『Cafe DReAMLAND』
店員として願いを叶えるドリンクを作る、不思議で冒涜的な「クトゥルフ神話」リスペクトADV。虹色に光る「しょごすーぷ」など、冒涜的なドリンクが登場。カフェシミュレーションやマルチエンドによって、クトゥルフ神話の影響を受けた世界が描かれる。体験版では物語序盤のDay3までオープニングまでがプレイ可能とされている。
・製品版は、2025年春リリース予定。
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『けものティータイム』
喫茶店の店長として、ケモミミのキャラクターたちにブレンドティーと癒やしを提供する、ケモミミ喫茶店ASMRアドベンチャーゲーム。可愛いだけでなく、ケモミミたちの“最期”も描かれるようだ。2月14日からデモ第2弾が配信開始となっている。
・製品版は、PC(Steam)向けに2025年配信予定。
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『けものティータイム』

『違う星のぼくら』
協力ゲームの新たな可能性を追求したという、2人プレイ専用の目的秘匿型パズルアドベンチャーゲーム。2人の宇宙船クルーが、不時着した赤い惑星を探索。プレイヤー2人はそれぞれ目的を与えられ、別々の画面を見て会話しながらパズルに挑む。前作『違う冬のぼくら』とは別の舞台で、協力するだけではないゲームプレイが繰り広げられる。特別体験版では、本編とは異なる物語が待ち受けている。
・製品版は、PC(Steam)向けに4月25日配信予定。
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『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』
小高和剛氏と打越鋼太郎氏がシナリオおよびディレクションを務める、”極限×絶望”のADV+SRPG。最終防衛学園に連れてこられた15名の学生たちは、消えない炎に包まれた学園を謎の敵から守って戦うことになる。SRPGパートでは、使うとキャラクターが死亡する「決死必殺」といった要素が導入されている。体験版は製品版へのセーブデータ引き継ぎに対応しており、7日目までプレイ可能だ。
・製品版は、Nintendo Switch/PC(Steam)向けに4月24日発売予定。
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『IZON.』
すべてを破壊する災厄の兵器と、創造の力を持つ少女が出会い、やがて依存していく異形たちのアドベンチャーゲーム。造形作家Yoshi.氏がディレクターを務め、同氏がプロデュースしてきたカプセルトイシリーズ「紡ギ箱」が世界観の元になっているという。
・製品版は、PC(Steam)向けに発売予定。
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『ガールズメイドプディング』
少女たちが人の消えた町をバイクに乗って旅する、ガールズトーク・ツーリングADV。舞台は、誰にも見られていないと消えてしまう怪現象が発生してから、半年後の世界。スミビとニコミはお喋りしながらツーリングするうちに、やがて物語の核心へと迫っていくという。
・体験版は、2月25日18時頃配信開始予定。製品版は2025年リリース予定とされている。
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『ガールズメイドプディング』

注目作としては、メカカスタマイズアクションSTG対戦ゲーム『Mecha BREAK』や、『Among Us』の3D版となる『Among Us 3D』、見下ろし視点の5v5STG『PUBG: BLINDSPOT』、ショットガンで移動までこなすアクション『Shotgun Cop Man』なども参加作品となっている。ほかにも多数の作品が参加しているので、好みのジャンルなどを掘ってみると、思わぬ新作が見つかるかもしれない。

Steam Nextフェス:2025年2月エディション」は、日本時間3月4日3時まで開催予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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